「日米修好百周年記念奨学基金」が奨学生を募集、6月2日締め切り

 日米修好百周年記念奨学基金(略称:日米奨学基金)が、今年の奨学生を募集している。

 同基金は、1960年に南加日系商工会議所によって設立された。日本の公式代表が1860年に始めて訪米し、ワシントンDCにおいて時のブキャナン大統領に日米修好条約を手交した時から数えてちょうど100年目にあたるのを記念した。将来をになう日系社会の若者たちに、より高度な教育の機会を奨励し、将来の日系社会で指導者となるべき人物を育成するのが目的。

 毎年、申し込み者の中から本人の学業成績、校内外クラブ活動、社会奉仕活動、日本文化やスポーツ体育への参加活動、経済的必要性などを審査したうえで、受賞者が選出される。奨学金の原資は、基金の運用益と日系社会からの寄付金で構成され、昨年(2015年)までに総額84万6千950ドルが、1720人の学生に授与された。今年で57年目。

 奨学金の応募資格は、南カリフォルニア在住の日系人子弟で、2016年度に高校を卒業し大学に進学予定の者。日本の企業から当地に派遣された駐在員の子弟も応募資格がある。米国籍の保持は必須としない。昨年同様、今年も20名前後の学生を選出する予定で、1人当たりの授与額は1000ドルを予定している。

 申し込み用紙の希望者は、南加日系商工会議所財団のホームページ(www.jccfsc.org)からダウンロードするか、Eメールで、office@jccsc.comあてに請求する。

 申し込みの締め切りは、6月2日(木)。

 記入後の申し込み用紙を郵送する場合は、高校の内申書とカレッジ・ボード発行のSATスコアー表を添付して、締め切り日の6月2日までに発送すること。当日の消印は有効。学校の方針で内申書を添付できない場合は、学校から直接JATCSFあてに内申書を発送してもらうよう依頼すること。審査の結果は、判明次第すみやかに応募者に通知される。

 奨学金授与式の昼餐会は7月30日(土)、クワイエット・キャノン・レストランで開催される。授与式には受賞者本人の出席が必須。欠席者は資格を放棄したものと見なされる。

◾️問い合わせ:JATCSF事務局 (213-626-3067)

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