「HIDA | A Woodwork Tradition in the Making」展開催 〜 ジャパンハウス ロサンゼルス

ハリウッドにあるジャパンハウス ロサンゼルスでは1月16日から4月12日まで、飛騨の木工文化と、長い歴史の中で培われた「匠の技」によるモノづくりを紹介する「HIDA | A Woodwork Tradition in the Making」展が開催されている。

1月15日には一般展示に先立って関係者を招いてプレビュー及びレセプションを開催した。

「HIDA | A Woodwork Tradition in the Making」展は、豊かな森林に囲まれた岐阜県の飛騨という地域を題材とし、地域が育んだ「飛騨の匠」と呼ばれる、約1,300年の歴史を持つ木工技術者たちの歩みを通じて、過去から今日に至る伝統工芸のコンセプトやライフスタイルをアメリカ国内向けに紹介することを目的としている。

ジャパンハウス ロサンゼルス2階ギャラリーでは、飛騨産業の製品と飛騨の伝統工芸を中心に展示されている。製品展示だけでなく、素材や製作工程をあわせて展示することで、製品や「森と歩む」「人を想う」「時を継ぐ」「技を磨く」という価値観に基づく作品や参考資料が紹介され、日本に息づく美学や技術に驚く招待者も多くみられた。

今回の展示物に協力する飛騨産業株式会社は1920年創業の歴史ある家具メーカー。同社はその高い技術力、品質、デザイン力は国内外で高く評価されている。2007年には世界5大家具見本市の1つであるアメリカニューヨークのICFF2007に「HIDA」ブランドを出展、クラフツマンシップ賞を受賞。「ミラノサローネ国際家具見本市」にも出展し、世界的デザイナーとコラボレーションなど、木の可能性を追求する意欲作を発表し続けている。現在は輸入会社を通じてアメリカ国内でも同社の製品を購入することができる。

ceo teizo okada

レセプションで挨拶する飛騨産業株式会社社長の岡田贊三氏

 

■日時:2020年1月16日(木)から2020年4月12日(日)
月曜日~土曜日:10:00am – 8:00pm
日曜日:10:00am – 7:00pm
■場所:ジャパン・ハウスロサンゼルス 2階ギャラリー
6801 Hollywood Blvd., Los Angeles, CA 90028
■詳細:www.japanhouse.jp/losangeles

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