LAの全米日系人博物館でコミュニティのヒーローを取り上げた現代美術展を開催

Taiji Terasaki, Reinterpreting Toyo Miyatake Photographs (Toyo Miyatake, Self-Portrait and Cutting Barbed Wire, both 1945), 2019.

2020年2月1日から、ロサンゼルスにある全米日系人博物館でアーティスト、タイジ・テラサキ氏による現代美術展「トランセンディエンツ:ボーダーのヒーローたち(TRANSCENDIENTS: Heroes at Borders)」が開催される。現実に存在するボーダーと目には見えないボーダーの両方で、差別や偏見、不平等に直面する人たちを助け、彼らのために闘うヒーローを紹介するマルチメディア展だ。

ロサンゼルスをはじめ近隣のコミュニティで広範な調査を行い、最終的に同展で取り上げたヒーローたちは、俳優で活動家のジョージ・タケイ氏や元ギャングの社会復帰施設でカフェ・レストランのホームボーイ・インダストリーズを設立した神父、グレッグ・ボイル氏ら有名な人々を含むものの、多くはそれほど知られていない人々だ。

霧に投影されたビデオや写真を重ねた織物、観客参加型のアートなどを通して、ロサンゼルス、全米各地、そして私たち自身の生活の中のヒーローについて知り、考え、彼らの功績をたどってみよう。

Transcendients: Heroes at Borders
■会期:2020年2月1日(土)〜3月29日(日)
■会場:全米日系人博物館(100 North Central Avenue, Los Angeles California 90012)
■詳細:http://www.janm.org/exhibits/transcendients/

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