ナイキ、ヴァージン・メガを買収 〜モバイル利用者体験とコンテントを拡充
- 2016年8月8日
- アメリカ発ニュース
米スポーツ用品最大手のナイキ(Nike)は、英ヴァージン・グループ傘下の新興企業ヴァージン・メガ(Virgin Mega)を買収した。買収金額は明らかにされていない。
ヴァージン・メガは、ヴァージン・グループのブランディング戦略を指揮したロン・ファリス氏が2006年に創設したモバイル音楽ソーシャル・メディア兼モバイル商取引事業。従業員は12人。
ビジネス・インサイダー誌によると、ヴァージン・メガは、デジタル・スタジオをニューヨーク市に開設する計画を進めている。ナイキは、ヴァージン・メガ買収後もそれを支援する方針。
ナイキの発表によると、同スタジオはナイキの「モバイル体験」に関する機能性や利用者社会の拡充を担う。ヴァージン・メガは、ナイキが提供する携帯端末向けアプリケーション「SNKRS」の利用者社会の拡充に当面注力する。
ファリス氏は、ヴァージン・グループ時代に培った音楽業界との人脈をてこ利用することで、コンテントや利用体験の拡充に貢献する、とナイキでは期待している。
ナイキとヴァージン・メガは以前から協力関係にあった。両社最近、両社の持つ事業資産を融合することで、「スニーカーヘッド・コミュニティー」というナイキ製運動靴利用者社会にモバイル体験をいかにもたらすかを協議してきた。今回の買収はその協議の延長線上にまとまった話だ。
【http://www.businessinsider.com/why-nike-acquired-virgin-mega-sneakers-2016-8】(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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