マイクロソフト、ウェアラブル活動量計市場から撤退 〜競合大手3社につづき断念

 マイクロソフト(Microsoft)は身体装着型端末市場から撤退する。
 
 同社は、マイクロソフト・バンド(Band)という製品で同市場に2014年に参入し、その第2世代にあたるバンド2を自社サイトで販売してきた。 
 
 テックスポット誌によると、マイクロソフトのアプリケーション開発業者向けポータル・サイトにおいて、バンドSDK(アプリケーション開発業者向け開発キット)の提供が中止されたことから、バンド2の後継機種を市場投入する計画がないことが判明した。
 
 バンド2はかなり売れ残っているとみられる。
 
 ウェアラブル活動量計市場は、競争が厳しいと同時に、当初の期待ほどの成長が見込めなくなっている。9月には、身体装着型OSのアンドロイド・ウェア(Android Wear)で走るウェアラブル活動量計陣営のLGとファーウェイ、モトローラの大手3社が、2016年秋に新機種を投入しない方針を明らかにした。
 
 11月第3週から約4週間の歳末商戦期向けに新機種を発売しないことは、その製品分野での事業継続を断念したことを示唆する。
 
 ウェアラブル活動量計市場ではフィットビット(Fitbit)の独擅場状態がつづいており、また、大きな市場成長を見込める材料も皆無に等しい。
 
 【http://www.techspot.com/news/66546-microsoft-becomes-latest-major-player-exit-smartwatch-industry.html】(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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