シボレー・スパークEVも月199ドルでリース

 ゼネラル・モーターズ(GM)は23日、6月中旬にカリフォルニアとオレゴン両州で発売する電気自動車(EV)「シボレー・スパークEV」(2万7495ドル)について、36カ月リースを月199ドルで提供すると発表した。日産、フィアットに続いてEVのリース値下げ競争に加わった。

 ロサンゼルス・タイムズによると、スパークのリースには頭金999ドルが必要。年間の走行距離に1万2000マイルの上限があり、それを超えると1マイルにつき25セントが請求される。

 日産とフィアットもすでに、各社のEVモデル「リーフ」と「フィアット500e」で月199ドルのリースを提供している。日産はリーフの下位モデルを6400ドル値下げして2万8800ドルに価格変更したのに伴い、リース料金も下げた。頭金は1999ドル。フィアット500e(3万2500ドル)の頭金は999ドル。

 月199ドルのリースで利益は出せないが、EVは高すぎて手が出ないという消費者の選択肢を増やすため、EVの格安リースは今後増えると見込まれる。メーカーには、ゼロ排ガス車(ZEV)の販売を増やしてカリフォルニアの大気浄化法に適合する必要もある。

 こうしたメーカーの販売促進策のほか、EVにはカリフォルニア州が2500ドルの割り戻し制度、連邦は7500ドルの税控除を提供している。

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