少々高くてもましな席がいい〜航空利用者、大人の臭いも嫌う

 航空機の乗客の大半は、長旅では少々の割増料金を払っても気分良く座れる席を確保したいと考えていることが、ハリス・インタラクティブの最新調査で分かった。

 ロサンゼルス・タイムズによると、足元が広い席に割増料金を払うと答えた人は、2時間以内のフライトでは33%だったが、3時間以上のフライトでは58%に上った。割増額については、13%が25ドル以上払うと答えた。調査は今年3月中旬、成人2276人を対象に行われた。

 しかし、割増料金ですべての不満が解消されるわけではない。調査では、臭いが強い大人の隣に座るくらいなら泣いている赤ん坊の隣の方がいいと答えた人が63%を占めた。一方、13%は子供がいない区域があるフライトを望んだ。

 このほか、小型ナイフの機内持ち込み解禁に反対という人は90%に上り、9.11テロ以後強化された保安対策の継続を望む声が根強いことを裏付けた。

 一方、乗客に機上での交流のきっかけを提供する航空会社も現れた。ヴァージン・アメリカは4月、ロサンゼルス〜ラスベガス便に、乗客が特定の座席を指定してクレジットカードを通せば飲み物をおごれる最新のタッチパネルを導入した。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. ニューヨーク市内で「一軒家」を探すのは至難の業です。というのも、広い敷地に建てられた一軒家...
  2. 鎌倉の日本家屋 娘家族が今、7週間日本を旅行している。昨年はイタリアに2カ月旅した。毎年異...
  3. 「石炭紀のガラパゴス」として知られ、石炭紀後期のペンシルバニア紀の地層が世界でもっとも広範囲に広が...
  4. ジャパニーズウイスキー 人気はどこから始まった? ウイスキー好きならJapanese...
  5. 日本からアメリカへと事業を拡大したMorinaga Amerca,Inc.のCEOを務める河辺輝宏...
  6. 2024年10月4日

    大谷翔平選手の挑戦
    メジャーリーグ、野球ボール 8月23日、ロサンゼルスのドジャース球場は熱狂に包まれた。5万人...
  7. カナダのノバスコシア州に位置する「ジョギンズの化石崖群」には、約3 億5,000 万年前...
  8. 世界のゼロ・ウェイスト 私たち人類が一つしかないこの地球で安定して暮らし続けていくた...
ページ上部へ戻る