第144回 医療保険 - PPOネットワークを利用して節約する

文/安岡忠展(Tadanobu Yasuoka)

医療保険でよくPPOと聞きますが、PPOとは、Preferred Provider Organizationの略です。PPOタイプの保険では、自分の主治医を決める必要がなく、好きな医者を選ぶことが出来ます。医療機関はPPOネットワークに加入する際に割引料金で治療することに合意していますので、PPOネットワークに加盟している医者、医療機関、病院を利用することによって割引料金が適用されます。

PPOタイプの保険はネットワーク内とネットワーク外で保険の適用率が違います。例えば80/50と書かれている場合は、ネットワーク内の場合80%カバー、ネットワーク外の場合50%カバーという意味です。ここで気を付ける点があります。80/50の場合だとネットワーク外での治療は50%カバーされるはずですが、実際にはそうではありません。ネットワーク内と外での負担率を比較してみましょう。

table-1
 ネットワーク内の場合、まず割引が適用されて請求が安くなっています。その割引料金に対して80%カバーされますので、上記の例の場合は$3000の請求に対して$400の支払いですみます。

ネットワーク外の場合は50%カバーですが、請求額の$3000に対して50%ではありません。ネットワークを利用した際の割引料金(又は一般的な金額(Usual, Customary & Reasonable))に対して保険が適用します。上記の例の場合は$2000に対して50%がカバーされ、自己負担が$2000になってしまいます。ネットワーク外の場合、医療機関が一般よりも高い金額で請求した場合には、自己負担が大変高額になる恐れもあります。

自己負担を小さくするためには、できる限りPPOネットワーク内の医療機関を利用することをお勧めします。

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安岡忠展 (Tadanobu Yasuoka)

ライタープロフィール

全ての保険を取り扱う総合保険代理店「ダイワ保険代理店」代表。顧客の保険代理人として「お客様にとってベストなプラン」を提供する。目標は「全ての保険を取り扱うことでお客様のニーズを把握し、生涯のパートナーとしてお付き合いいただくこと」。

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