先住民も浸かった天然温泉で
身も心もほっこり
コロラドには「スプリングス」という地名が多い通り、あちこちで温泉が湧き出ている。雪解け水が豊富なロッキー山脈の麓ならではの特徴だ。火成岩地層を通って湧き出た天然温泉にはミネラルが多く含まれており、古くから先住民の体を癒してきたという。
コロラドの南西部に位置するパゴサスプリングスも、人気の温泉地の一つだ。パゴサとは、先住民ユート族の言葉で“癒しの水”を意味するらしい。町内の温泉施設の一つ「ザ・スプリングス リゾート&スパ」には、「Mother Spring」という温泉がある。熱すぎて入浴はできないが、世界一深い熱水泉としてギネスにも登録されている温泉だ。一番深い所で1000フィート以上といわれているが、正確な深さは定かではないという。施設内には温度の異なる大小23もの浴槽がある。青みがかった白いにごり湯に体を浸すと、身も心も一気に浄化されるよう。すべて露天風呂で目の前には川が流れており、せせらぎに耳を傾けながら湯に浸かれば、思わずホッとため息が出てしまうのもうなずける。
ブルワリーがすごい!
コロラドでは地ビールの製造が盛んで、州内で味わえる地ビールはなんと200種類以上! デンバー周辺だけでも35ものブルワリーがあり、醸造方法も味の特徴もまったく異なる。各ブルワリーでは試飲用に少量のものが売られているほか、町なかではブルワリーをめぐるツアーなども開催されているので、飲み比べしてみよう。
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