ロボット脅威だが自分は安泰
米国人の労働市場予想

Photo © A Health Blog

Photo © A Health Blog

 産業ロボットやコンピュータが半世紀のうちに人間に取って代わる…と予想する米国人が60%を超えることが、ピュー・リサーチ・センターが実施したオートメーションに対する意識調査で分かった。その半面、80%は「自分の仕事は大丈夫」と思っている。
 ウォールストリート・ジャーナルによると、こうした食い違いの要因としては、より差し迫った問題への懸念が考えられる。ピュー調査によると、国民の多くがロボットよりも、自分より低賃金の労働者や業界の変化、雇用者の誤った経営によって仕事がなくなる事態を恐れている。
 調査ではこのほか、ロボットとコンピュータが「間違いなく」人の代わりに仕事をすると予想する人が15%、「恐らく」が50%を占めた。一方、取って代わることはないという予想は「疑いなく」と「恐らく」合わせて32%だった。
 しかし、自身の仕事については半世紀後も「疑いなく」存在すると答えた人が36%、「恐らく」が44%に上り、この逆を予想する人は合わせて18%にとどまった。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

この著者の最新の記事

関連記事

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る