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グーグル、空の宅配で特許申請
専用容器がドローン待ち受け?
- 2016年2月24日
- 2016年3月号掲載
ドローン(無人機)を使った空からの宅配システム開発に取り組むアルファベット傘下グーグルはこのほど、「飛行配達装置」が運ぶ荷物を地上で受け取り、安全な保管場所に運ぶための配達容器について特許を申請した。
ロイター通信によると、この容器は空中のドローンを赤外線で交信しながら誘導し、荷物を受け取って車庫などに運ぶよう作られている。ただし申請書類からは配達容器の性質について詳しいことは分からない。
グーグルのドローン宅配システム開発事業は「プロジェクト・ウィング」と呼ばれ、2012年に始まり、14年8月にオーストラリアで行われた野外実験の様子がユーチューブの動画で公開された。15年11月には事業責任者のデイブ・ボス氏が「17年までには宅配を開始できる」との見通しを示した。米国での実験は連邦航空宇宙局(NASA)のエイムズ研究センターで行われている。
同種の宅配サービスはオンライン小売り最大手アマゾンなども開発に取り組んでいるが、実現に先立ち連邦航空局(FAA)が商業用ドローンの使用規制を最終決定する必要があり、これは年内の発表が見込まれている。
FAAは現在、重量0.5~55ポンドのドローンを屋外で飛ばす場合に事前登録を義務付けており、ことし1月初めまでに18万1061機が登録された。
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