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食生活で血液の循環を改善

身体の中枢を司る心臓を80歳まで元気に機能させるために重要なことの一つが、できる限り血液の循環を良好に保つということだ。つまり、血液をサラサラにするということ。血行が促進されれば細胞の状態も安定し、神経も健康で、筋肉の衰えも抑えることができる。では、果たしてどのような食生活が、サラサラな血液に役立つのだろうか?

「血液サラサラ」に役立つ食べ物

冷水魚:サケやタラ、サバをはじめとする冷水魚は、心臓と循環器の働きに良いとされるオメガ3を豊富に含んでいる。オメガ3は血小板の結合を防ぐため、血液の流れをよりスムーズにすることでも知られる。最低でも週に2、3回はこれらの冷水魚を食べることが推奨されており、可能であれば、「養殖物」ではなく「天然物」を取り入れたい。

ナッツ:ナッツには動脈をしなやかにする働きをもつマグネシウムと、動脈を広げるL-アルギニンが含まれる。地中海式ダイエットでも重用される、栄養に富んだミックスナッツは、心臓血管の疾患や糖尿病の予防にも効果があるとされている。ただし、「Light salted」であっても塩味のナッツは避けるように。過度な塩分摂取は高血圧につながる。

オレンジ:ビタミンCは、血液を動脈から細胞に送り込むキャタピラのような働きに役立つとされる。オレンジは食物のなかでも特にビタミンCの含有量が多いため、日々積極的に摂取したい。もしオレンジが苦手なら、レモン、ピーマン、ブロッコリ、パイナップルなどでビタミンCを補足しよう。

ニンニク:医療関係者の間で、ニンニクが心臓と循環器系に良いのは常識とされている。ニンニクに含まれるアイリンという結晶成分が空気に触れることで変化するのが、硫黄化合物のアリシン。このアリシンは血行を良くし、冷え、肩凝り、腰痛などにも効果があるとされる。さらにすい臓のインスリン分泌を活性化することで、糖尿病やすい臓がん予防の効果も期待できる。ニオイが気になるニンニクだが、可能な限り大量に食生活に取り入れることが推奨されている。

納豆:納豆に含まれるナットウキナーゼという酵素には、血栓(血液の塊)を溶かす作用がある。サラサラの血液が血管内を通ることで、血圧を低く保つこともできる。ただし、このナットウキナーゼ、加熱すると破壊されてしまう。よって熱々のご飯にかけると期待できる効果が減退するため、ご飯にはかけずに納豆単体で食べる方が理想的だ。

ビーツ:ロシアの伝統料理ボルシチに使われるビーツ。赤いカブのようなこの野菜には、NO(エヌオー)という一酸化窒素が含まれる。このNOには血行の促進とともに、血管の筋肉を拡張させる作用があり、血栓の予防にもつながる。ちなみにこのビーツ、ヨーロッパでは昔から「奇跡の野菜」と呼ばれている。

ダークチョコレート:ダークチョコレートに含まれるフラボノイドには、血行促進と抗炎症作用があることが認められている。また、ダークチョコレートならどれでもいいというわけではなく、カカオの含有量ができるだけ多いものを選ぶことが鍵。

他にもニンニク同様にアリシンを含むタマネギ、血小板の結合を防ぐ黒酢やお茶、赤血球の変形を助けるビタミンBやミネラルを含むビールなども、血液サラサラに役立つ。

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