オンラインカジノが注力する「責任あるギャンブル」とは何か?
記事提供:bazoom group
- 2022年11月12日
昨今、注目を集めているオンラインカジノ。いわゆるカジノ法案ができたことで、皆さんの周りでも話題になっていることと思います。オンラインカジノでプレイする人たちのほとんどは、娯楽としてカジノゲームに興じ、お金の使い方やゲームに費やす時間を自己制限していますが、中には 自分で制御ができなくなるほどのめり込んでしまう人も少数ですが存在するのが事実です。オンラインカジノを運営する企業では、ギャンブル依存に対処する方策「責任あるギャンブル(Responsible gambling)」を実行しています。この、プレイヤーを守る責任あるギャンブルについて詳しく解説していきたいと思います。
責任あるギャンブルとは?
日本では、2016年12月に統合型リゾート(IR)整備推進法案(通称カジノ法案)が成立して、カジノ解禁の期待が高まっています。しかし、ギャンブル依存症などの懸念の意見も聞かれ、度々ニュースなどで取り上げられています。
モバイル カジノも登場し、ますます簡単にカジノゲームへ手が届くようになっています。そんな中、オンラインカジノ運営企業ではギャンブル依存へ対処するために様々な策を講じています。
この対策を、総じて「責任あるギャンブル」と言います。レスポンシブル・ギャンブリング(Responsible gambling) または、レスポンシブル・ゲーミング(Responsible gambling)とも呼ばれます。
ギャンブルに関連して害が起こる可能性を予防し、極力その影響を少なくするための方策と実践を意味します。カジノ企業の自主的な取り組みはもちろん、全世界で自治体や国でも取り組まれているのが責任あるギャンブルです。
日本でも消費者庁が、ギャンブル依存症の疑いがあるプレイヤー本人と家族に向けて情報を発信しています。
各オンラインカジノ運営会社は、この責任あるギャンブルに大変注力していて、優良オンラインカジノサイトには必ず専用のページが設けられています。特に大手カジノ企業では、専用部門を設けて取り組みをしています。
オンラインカジノが講じている責任あるギャンブル
オンラインカジノ運営会社は、責任あるギャンブルとして以下のような対策を講じています。プレイヤー自身が、オンラインカジノのアカウント設定することでプレイする習慣を制限できるものです。少し頭を冷やしたいときや、ギャンブルが生活に悪影響を与えだしたら段階的に試みると良いでしょう。
もちろん、一度設定をした制限を解除することも可能です。しかし、解除する前に、そうすることが本当に正しいかどうかをしっかり考える必要があります。
- 入金制限
設定した入金金額に達すると、それ以上入金できなくなります。
- 賭け金額制限
設定した賭け金額に達すると、それ以上賭けられなくなります。
- ロスリミット
一定期間(1日、1週間など)に設定した金額以上負けた時点で、ゲームができなくなります。
- 時間制限
設定したプレイ時間になった時点で、ゲームができなくなります。
- アカウントの一時停止
オンラインカジノサイトに登録しているアカウントを希望の日数で凍結します。タイムアウトとも呼ばれます。
- アカウントの閉鎖
オンラインカジノの登録アカウントを閉鎖し、最低6ヶ月は再開できなくなります。再開の申請には特別な手続きが必要で、実行までに24時間以上必要です。アカウントに資金がある場合は、全額返却されます。
- 自己排除
カジノから完全に自己隔離する方法です。 一般的に、自己排除を申請したカジノサイトで自己排除の手続きをすると、同じカジノグループ全てのサイトに適用されます。そして、実店舗カジノを持つグループであればそちらでのプレイもできません。
- 未成年者の保護
全てのオンラインカジノは、利用年齢制限(通常満18歳、もしくは満20歳)を設定しています。登録の際に生年月日が明示された身分証明証の提示が必須です。提出した年齢に疑いがある場合、明らかになるまでアカウントは保留されます。
依存症にならないために
何万人もの人たちが、世界中でオンラインカジノに興じ、その時間を有意義に過ごしています。そして、そのほとんどの人たちは依存症にならず、娯楽として楽しんでいます。
そのためには、オンラインカジノがお金を稼ぐ方法と考えないこと、そして生活に必要なお金を使わないことが大前提です。定期的に入金合計額をチェックする癖をつけることも大切です。
ご自身のプレイ状態を冷静に観察することが、一番の「責任あるギャンブル」です。時折ご家族や信頼できる友人の言葉に耳を傾けることも大切でしょう。
依存症にならないためには、プレイヤー自身が責任をもってプレイすることが安全にゲームをする唯一の方法なのだと知りましょう。
オンラインカジノで遊ぶなら、以下のチェックポイントを頭に入れておきましょう。
- 一定期間に賭ける金額の最大額を設定して多大な損失を避ける
- カジノゲームを行う時間を前もって設定する
- 長時間プレイしない
- のめりこみ過ぎないように意識する
- 勝敗を記録する
- 負けが続いたときに止める勇気を持つ
- 負けを取り戻そうとしない
- 少しでも生活に支障を感じたら自主的に制限をかける
もしも心配になったら
依存症になりたくてなる人は一人もいません。いつの間にかのめり込みすぎて、気づいたら生活に必要なお金を使ってしまったり、家族に迷惑をかけたりしてしまうのです。
もしも、自分が依存症になりかけているのでは?と感じたら、相談に乗ってくれる機関に助けを求めましょう。消費庁のホームページには、多くの情報が載っています。また、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会などに相談するのも良い方法です。
ギャンブル依存症の兆候
ギャンブルに対する気持ちや行動が制御できなくなる前に、気がつくことが重要です。その兆候をご紹介しましょう。
以下の行動や気持ちが見られるようであれば注意が必要です。
- 仕事中でもカジノサイトを開いてしまう
- 家庭との時間なのにゲームをしてしまう
- 負けを取り戻そうと賭け金を増やしてしまう
- 生活に使うためのお金を賭けに使ってしまう
- 借金をしてギャンブルをする
- 資金のために手元の物を売る
- 使ったお金や時間ついて、家族に嘘をつく
- ゲームがやめられない
- 自分をコントロールができない
- 抑うつ感を感じる
まとめ:責任あるギャンブルを意識して、楽しく安全にオンラインカジノで遊ぼう
24時間、好きな場所からプレイできるオンラインカジノ。手軽なだけに夢中になってしまいがちですよね。それゆえ、オンラインカジノの運営会社は、しっかりと責任あるギャンブルに注意を向けて投資をしていることがお解りいただけたと思います。オンラインカジノゲームは娯楽として楽しむもの。オンラインカジノ運営会社が用意している様々な制限と取り組みを利用して、程よくプレイしましょう。プレイヤー自身が責任あるギャンブルを意識し、計画的にお金と時間を使って安全に遊ぶことが重要なのです。
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