「アメリカン和牛」とは何?
- 2018年9月20日
世界中で『Wagyu』という言葉が通じるようになった近年、もはやWagyuは日本産和牛にとどまらず、さまざまなWagyuが名を知られるようになりました。
日本産以外の「和牛」
K&K Internationalがオフィスを構えるロサンゼルスでも、飲食業界にいる人に限らず、一般のアメリカ人にも『Wagyu』と言えば通じますが、意外とWagyuの種類や違いについては知られていないように感じます。
和牛にも品種があり、日本産だけでなく、アメリカ産、オーストラリア産の和牛もあります。
それぞれの和牛にも特色があり、その中でも特にK&K Internationalがメインとして扱う日本産和牛は、細かな霜降りがあり、脂の風味は極めて良く、口の中でとろけるようなまろやかさと柔らかさがあります。
なぜ日本産和牛が他の和牛と比べてそれほどまでに霜降りがあり高品質なのでしょうか?
諸説ありますが、第一に育て方(愛情の注ぎ方)に違いがあります。
日本で育てられる牛たちは、それぞれ名前をつけて農家が愛情たっぷりに育てられています。父牛と母牛の名前を組み合わせたり、屋号にちなんだ名前をつけたり、いろいろな名づけ方がありますが、ただランダムに名前を選んでいるわけではないのです。雄牛には漢字、雌牛にはひらがなの名前を付けるということは統一されています。農家さんに一頭一頭名付けられて、日本の四季の中で豊かに育った日本産和牛こそが、世界に誇る『Wagyu』になっていくのです。
アメリカン和牛(米国産和牛)
その中の一つ、『アメリカン和牛(米国産和牛)』をご存知ですか?
アメリカン和牛とは、日本からアメリカに持ち込まれた和牛の血統をひく牛のことで、フルブラッドやハーフブラッドといった品種があります。
先日K&K Internationalで、このアメリカン和牛をつかったステーキ&牛丼の試食会が行われました。
BBQにすることで、アメリカン和牛のしっかりとした感じがより美味しく感じられます。
箸で切れるほど柔らかな肉が特徴の日本産和牛と、噛み締めて味わうタイプのアメリカン和牛。
神戸牛をはじめとした霜降りの日本産和牛の知名度には劣るものの、大きなステーキ肉を好むアメリカ人には、程よい脂が乗ったアメリカン和牛も人気です!
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