トランスホープメディカルが強迫性障害(OCD)を対象とした深部分経頭蓋磁気刺激法(Deep TMS)治療の提供を開始
- 2018年12月28日
脳科学医療の先駆者であるトランスホープメディカルが強迫性障害(OCD)と診断された患者に対しBrainsway社の深部分経頭蓋磁気刺激法(Deep TMS)治療の提供を開始すると発表した。
トランスホープメディカルはアメリカでこの先進的な治療法を提供する最初のクリニックの一つとなり、すでに同クリニックで行われているうつ病に対するDeep TMS治療に追加される。Brainsway社のDeep TMSシステムはOCDに対するFDAに認可された初めての治療機器であり、2018年8月に医療提供者による使用が認められたばかりだ。
トランスホープメディカルはOCDに関する先進的かつ効果的な治療方法を常に模索しており、MRI検査機器と同じメカニズムを用いるDeep TMSは非侵襲的治療法であり、充分な効果が見られるだろうと久賀谷亮医師は語る。
経頭蓋磁気刺激法(TMS)とは?
厳密には反復経頭蓋磁気刺激法(rTMS)は磁場を用いて脳内の神経細胞を刺激する処置(米国食品医薬品局 2018年)である。臨床試験ではBrainsway社のDeep TMSシステムを用いた患者が、治療開始6週間後にはOCDの症状が著しく低下していることが明らかになった(Brainsway社,2018年)。Deep TMSは全身性副作用が最小限に抑えられており、従来のOCD治薬物やセラピーで思うような効果が見られなかった患者にとって魅力的な代替手段である。
厳密には反復経頭蓋磁気刺激法(rTMS)は磁場を用いて脳内の神経細胞を刺激する処置(米国食品医薬品局 2018年)である。臨床試験ではBrainsway社のDeep TMSシステムを用いた患者が、治療開始6週間後にはOCDの症状が著しく低下していることが明らかになった(Brainsway社,2018年)。Deep TMSは全身性副作用が最小限に抑えられており、従来のOCD治薬物やセラピーで思うような効果が見られなかった患者にとって魅力的な代替手段である。
久賀谷亮医師について
国立がんセンターなどで乳がん患者に対する初のセラピーグループを立ち上げるなど、日本の臨床医として経験を積み、イェール大学医学部にて脳科学の研究、精神医学の研修も終える。精神医学、神経科学、異文化間精神医学に特化。2010年ロサンゼルスにてトランスホープメディカルを開業。クリニックではTMSセラピーの他、EMDRと呼ばれるトラウマ治療や、認知行動療法などの一般カウンセリング、それに加えたマインドフルネスのグループセッションなども開催。アメリカ神経精神医学会認定医で、Del AmoホスピタルおよびHarbor UCLAホスピタルのコンサルタントを勤める。過去にイェール大学でも教鞭を執る。
国立がんセンターなどで乳がん患者に対する初のセラピーグループを立ち上げるなど、日本の臨床医として経験を積み、イェール大学医学部にて脳科学の研究、精神医学の研修も終える。精神医学、神経科学、異文化間精神医学に特化。2010年ロサンゼルスにてトランスホープメディカルを開業。クリニックではTMSセラピーの他、EMDRと呼ばれるトラウマ治療や、認知行動療法などの一般カウンセリング、それに加えたマインドフルネスのグループセッションなども開催。アメリカ神経精神医学会認定医で、Del AmoホスピタルおよびHarbor UCLAホスピタルのコンサルタントを勤める。過去にイェール大学でも教鞭を執る。
■詳細:クリニックウェブサイトhttps://thmedical.org または 424-247-9642
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