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ペルー・クスコ市街と周辺の遺跡がおもしろい!
- 2020年2月24日
ペルーといえば、天空都市「マチュピチュ」が有名ですが、今回はマチュピチュに行く前に観光客が必ず通過する、マチュピチュの玄関口ともいえるクスコ市街と周辺の遺跡について少しご紹介します。
クスコはかつてインカ帝国の首都として繁栄した町。諸説ありますが、インカ初代皇帝のマンコ・カパックがこの地に降り立った際、父である太陽の神に持たされた金の杖を投げ降り立った先が現在のクスコで、その場所に太陽の神殿を建設したと伝えられています。「クスコ」とは原住民ケチュア族の言葉で「へそ」を意味し、文字通り世界のおへそを表しているのだそう。
現在では、古代インカ時代の遺跡に加え、スペイン植民地時代のコロニアル調の町並みも多く残っており、1983年には町全体がユネスコの世界文化遺産に登録されました。
町なかを散策すると、コロニアル調の建築物の中にインカの石垣作りの壁が垣間見られるなど、2つの文化はみごとに混ざり合ってなじんでいます。見慣れてくると、どれがいつの時代の壁なのか、その違いが分かるようになってきますよ。
私はよくこの歴史ある町の路地をぼーっと歩いていると、世界中から人々の訪れる観光地であることもすっかり忘れてしまうくらい穏やかな気持ちになり、時間が止まったような感覚を感じるのです。
お次はクスコ周辺の遺跡のなかでももっとも人気のサクサイワマン。
サクサイワマンは町から2キロほど離れた場所にある遺跡です。大きな花崗岩が組み合わさり、稲妻のようにジグザグした形に建てられていることから、雷の神殿と呼ばれます。
人の背よりもはるかに大きな岩が、まさに紙1枚通さないほど正確な形に組み合わされ造られた遺跡の建築技術には、本当に圧倒されます。どのような技法を使ってこれだけ正確に岩を削ったのか、どうやって何トンもある岩を運んできて組み上げたのか、今となっては仮説ばかりで正確なことは分かっていません。
ここは、6月の冬至の日に開催される南米三大祭りともいわれる「インティライミ(太陽の祭り)」の会場ともなっています。
クスコの町は、インカ文明で聖なる動物の1つとされるピューマの形に作られているという説があります。この説に従うとサクサイワマン遺跡はピューマの頭の部分に位置し、とても大切な場所であったことが分かります。ここは市街地よりも少し高台に位置し、クスコの町を一望することもできるのです。
マチュピチュやクスコをはじめとするインカの石垣には、多くの動物が隠れています。アルパカ、ピューマ、ヘビ、コンドルなど、隠された動物たちを探しながら観光するのも楽しいですよ!
時間に余裕があれば、これ以外にもまだまだたくさんの遺跡が観光できます。また、最近話題のレインボーマウンテンも、クスコから日帰りで観光が可能です。ただし、標高が高いので高山病には十分ご注意を!
日本からの観光客はクスコをほぼ通過するだけでマチュピチュに直行してしまいますが、時間があればぜひ数日滞在し、ここを拠点に周りを観光してみてください!
最後に
このチケット1枚(約40USD)で16もの遺跡や博物館に入場でき、10日間有効です。ぜひ全制覇してみてくださいね。
マチュピチュに加え、クスコ、サクサイワマンの観光もご興味が湧いた方は、ぜひ下記のツアーにご参加ください!
https://onlyone.travel/tours/machupicchu-uyuni-pebo001/
https://onlyone.travel/tours/machupicchu-uyuni-pebo002/
https://onlyone.travel/tours/machupicchu-uyuni-pebo003/
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