〔中国〕15ランク上昇の31位、世銀のビジネス環境評価

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世界銀行グループが24日発表した報告書「ビジネス環境の現状2020」で、中国(本土)のビジネス環境世界ランキングは190カ国・地域中31位となった。前年から15位上昇。ビジネス環境指数(100点満点)は77.9で、2019年版の74.0から3.9ポイント上がった。世銀グループは前年に引き続き、中国をみるべき改善がみられた10カ国・地域の一つに挙げ、高く評価した。ビジネス環境改善を重点的に進めている中国政府にとっては朗報だ。

世銀グループは報告書で、中国のビジネス環境がこの1年で大きく改善した背景として、李克強首相が18年3月の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で行った政府活動報告(施政方針演説に相当)で提示した地方レベルの改革実行目標提示や、中国政府による「ビジネス環境の現状」報告書の各指標の改善をターゲットに据えた作業部会の設置があると指摘。中国政府のこうした取り組みが成果になって表れたとの認識を示した。

各評価項目の中で今回、最もランキングが高かったのは「契約の履行」で世界5位。19年版の6位から1ランク上がった。2位は「電力の確保」で12位。これは14位から2ランクアップだった。

破綻処理と建設認可が大幅改善

ランクが著しく上昇した項目は「破綻処理」と「建設許認可の処理」だ。破綻処理は19年版の148位から51位へと97ランクアップ。評価指数は30.53から62.1へと約32ポイント改善した。所要期間が平均3.0年から1.7年に短縮されたことや、不良債権1米ドル(約108.49円)当たりの回収率が27.7米セントから36.9米セントに上がったことなどが高評価につながった。

建設許認可の処理も19年版の121位から33位へと88ランクアップした。評価指数は52.84から77.3へと25ポイント近くの上昇。19年版では155.1日だった建設許認可取得の平均所要時間が20年版では111日と、44.1日短縮されたことが大きな改善として評価されたとみられる。中国政府が推進する規制緩和と権限委譲、ワンストップ化、電子化といった改革の成果が表れたとみて良さそうだ。

情報提供:株式会社NNA

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