「良い」だけじゃない!?「Good」を使った英表現
- 2020年12月22日
「Good」と言えば、誰でも真っ先に思い浮かべる意味は「良い」だと思いますが、日常会話では実に様々な表現に使われています。今回は、その中でも特にネイティブが会話の中でよく使うgoodを使った5つのフレーズをご紹介したいと思います。
1) I’m good
→「結構です・大丈夫です」
「I’m good」は相手の提案や誘い、または申し出や依頼をカジュアルに断る時に使われる表現です。「No, thank you」と同じ意味ですが、より口語的でインフォーマルなニュアンスになります。日本語の「大丈夫」と同じような使い方ができ、例えば、レストランで店員さんに「お水のお代わりはいかがですか?」と聞かれた時に「いいえ、結構です」と断ったり、友達に遊びに行こうと誘われた時に「やめておくよ」と言ったり、周囲の人に何か心配してもらった時などに「大丈夫です」と返答するような状況で「I’m good」がよく使われます。
✔︎「No, I’m good.」と断ることもできるが、Noを言わずに「I’m good.」だけでもOK。
✔︎「I’m okay」や「I’m fine」も同じ意味として使える。「I’m fine」は丁寧な響きがある。
A: Would you like your receipt?
(領収書はいりますか?)
B: I’m good, thank you.
(いえ、結構です。ありがとうございます。)
〜会話例2〜
A: Do you want to go to karaoke after this?
(この後カラオケに行かない?)
B: I’m good. I’m going to head home. I need to get up early tomorrow.
(いや、遠慮しとくわ。明日朝早く起きないといけないから家に帰るよ。)
2) For good
→「永久に・これから先ずっと」
For goodは「永久に」や「これから先ずっと」の意味として日常会話で使われます。例えば、海外で仕事している友達から「Hey Jun. I’m coming back to LA next month.(来月ロスに帰るよ)」と連絡が来たとしましょう。一時帰国なのか、それとも永久に帰国するのかを確認したい時は「For good?(永久に?)」と聞いてみるといいでしょう。
また、for goodはforeverと同様に「永遠に」を意味しますが、foreverほど重い感じはなくカジュアルな感じで使われます。例えば、タバコやお酒などを永久にやめると言いたい時は「I’m going to quit smoking/drinking for good.」のように表現し、for good は基本的に文末で使われます。その他、foreverには「(これから先もずっと)永遠に」のニュアンスがあるのに対し、 for goodには「(これを最後に)永遠に」のニュアンスがあるため、例えば「彼のことはずっと前から知っています」という場合は「I’ve known him for good.」と言うことはできず、正しくは「I’ve known him forever.」となります。
(永久に帰国するの?)
・She’s planning on moving to the U.S. for good.
(彼女はアメリカに永住する予定です。)
・That shop is not temporarily closed. They’re closed for good.
(あのお店は一時休業ではなく閉店しました。)
〜会話例1〜
A: I’m coming back to LA next month.
(来月LAに戻るよ。)
B: For good?
(永久に?)
A: Yeah, for good. Let’s hang out when I get back.
(うん、永久に。戻ったら遊ぼうね。)
3) Good
→「有効な」
Goodは「有効な」の意味として使うこともでき、割引券や定期券、チケットなどが期限切れではないことを表します。例えば、「この切符は明日まで有効です」は、「This ticket is good until tomorrow」と表現します。その他、賞味期限や消費期限について話す時にもgoodがよく使われ、「Are those eggs still good?(卵まだ大丈夫かな?)」、「Let me check. Yeah, they’re good until next week.(ちょっと見てみるね。うん、来週まで大丈夫だよ)」という具合に使うことができます。
(このクーポンまだ有効だよ。使おう。)
・When is your commuter pass good until?
(あなたの定期券はいつまで有効なの?)
・This milk is still good. It expires tomorrow.
(この牛乳はまだ大丈夫だよ。賞味期限が明日。)
4) A good
→「少なくとも〜」
A good は「少なくとも〜」や「最低でも〜」などのように、何かしらの(合計の)数量を強調する役割としても使われます。特に時間を表す際に使われることが多く、例えば東京から大阪まで車でどれくらいかかりますか?と友達に聞かれた時に、「I’d say it takes a good six hours.(最低でも6時間はかかると思うよ)」と表現することができます。ここのポイントはgoodの前に必ずaを入れてa good~と言い、a good 30 minutes、a good 2 hoursのようにgood の後に数量を入れます。
(ラスベガスまで、少なくとも4、5時間はかかるでしょう。)
・Take your time. We have a good 30 minutes before the train leaves.
(急がなくていいよ。電車が出発するまで最低でも30分はあるから。)
・It takes me a good 20 minutes to fall asleep.
(眠りに落ちるのに最低20分はかかります。)
5) A good amount of
→「かなりの〜」
Good amount of は「かなりの〜」を意味し、時間や量を強調する時にも使われます。一般的にお金や時間、労力などと一緒に使われることが多く、a good amount of money、a good amount of time、a good amount of effort のように表します。例えば、「かなりの時間がかかります」は「It takes a good amount of time.」と表現します。
(私の給料の多くは家賃に当てられます。)
・A good amount of time and effort went into this project.
(このプロジェクトに多大な時間と労力が注がれました。)
・It takes a good amount of time to become fluent in a foreign language.
(外国語を流暢に話せるようになるには、かなりの時間がかかります。)
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします