ネイティブっぽい英語を話すには必須フレーズ「It’s not that」

ネイティブは会話の中でよく“It’s not that ~”という表現を使いますが、これは物事を完全に否定するのではなく部分的に否定をするときに使われる表現で、「~というわけじゃないんだけど」といった意味になります。自然な英語を話すのに役立つ表現なので、ぜひ覚えておきましょう!


1) It’s not that

“It’s not that”は「〜というわけじゃない」を意味する表現です。“It’s not that”の後には、下記のように文章が続きます。

✔︎「行きたくないわけじゃない」→ It’s not that I don’t want to go.
✔︎「腹を立てているわけではない」→ It’s not that I’m upset.

この表現は、相手に誤解を与えることなく自分の考えや意図を伝える際に特によく使われます。日常会話では“It’s not that ____. I/I’m just ____.”のパターンで使われることが多く、この場合は「〜というわけじゃないけど、ただ〜なんだ」といった意味になります。また、“I’m just”の代わりに、“It’s just that”が使われることもよくあります。

✔︎「行きたくないわけじゃないけど、ただすごく疲れているだけ」
→ It’s not that I don’t want to go. I’m just exhausted.
→ It’s not that I don’t want to go. It’s just that I’m exhausted.

✔︎「腹を立てているわけじゃないけど、ただちょっとがっかりしているだけ」
→ It’s not that I’m upset. I’m just a little disappointed.
→ It’s not that I’m upset. It’s just that I’m a little disappointed.

ちなみに、“It’s not like ____.”も「~というわけじゃない」を意味し、日常会話でよく使われます。基本的に“It’s not that”と同じ意味なので、置き換えて使うことができます。しかし、“It’s not like”には「別に〜というわけじゃない」の意味合いが含まれるため、例えば、暇そうにしている友達に「別に忙しいわけじゃないんだから、手伝ってよ」と言うときに“It’s not like you’re busy. Help me out.”と表現すると、「別に」の部分がより強調されるように思います。

・It’s not that I don’t trust you. I’m just worried about you.
(あなたを信頼していないわけではありません。ただ、あなたのことが心配なんです。)
・It’s not that I don’t want to go. I actually really want to go to Okinawa with you guys. It’s just that I can’t afford it right now.
(行きたくないわけじゃないんだ。本当はみんなと沖縄に行きたいよ。ただ、今はお金がないんだ。)
・Don’t worry about making mistakes. It’s not like English is your first language. Just say whatever comes to your mind.
(失敗しても気にしない。別に英語が母国語じゃないなんだから。思ったことを何でも言ってみなよ。)

2) Just because A doesn’t mean B

“Just because A doesn’t mean B”は「Aという事実があるからといって、Bだとは限らない」といった意味になります。一般的に、ある物事に対する勝手な思い込みや決めつけを否定する状況で使われます。例えば、ハーフなら英語が話せると思い込んでいる友達に対して「ハーフだからと言って英語が話せるわけじゃないよ」と言う場合は、“Just because someone’s half doesn’t mean they can speak English.”のように表現します。

・Just because you’re rich doesn’t mean you’re happy.
(お金持ちだからといって、幸せとは限らないよ。)
・Just because you live in the U.S. for a few years doesn’t mean you can become a fluent English speaker.
(アメリカに数年住んだからといって、英語を流暢に話せるようになるわけじゃないよ。)
・Just because it’s more expensive doesn’t mean it’s better.
(値段が高いからといって、良いものとは限らないよ。)

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Jun Senesac

Jun Senesac

ライタープロフィール

ロサンゼルス出身の日米ハーフ。両親が運営するL.A.の英会話学校「BYB English Center」にて、高校生の頃から英語講師としてのキャリアをスタート。カリフォルニア州にあるUC Santa Barbara大学へ入学し、1年間一橋大学へ交換留学。卒業後、国際交流員として石川県内灘町役場で2年間の勤務を経て、2011年にアメリカへ帰国しBYB姉妹校をアーバインに開校。
2013年に英語学習サイト「Hapa英会話」を設立。2014年の2月よりHapa英会話のPodcastをスタートし、月間およそ40万ダウンロードされるまで成長。iTunes Japanが発表した『Best of 2014/2015』に2年連続選出。YouTubeにて登録者5万人を超える英会話チャンネル「Hapa英会話」を配信。
YouTubeやPodcast、ブログやメルマガなど様々な媒体を通じて、日米文化を取り入れた英語の学習環境を提供。
YouTube: https://www.youtube.com/hapaeikaiwa

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