就職&転職ガイド
- 2021年10月4日
- 2021年10月号掲載
就活スタート時に
まずやって欲しい3つのこと
1.人材紹介会社の利用
変動が激しいアメリカの人材市場。突発的な求人や緊急募集の求人、機密性の高い求人などは、公に出ることなく紹介経由で選考・採用が完結することも多い。そこで利用して欲しいのが、人材紹介会社だ。アメリカには無数の人材紹介会社があり、日本語バイリンガルに特化した会社やITエリアを専門とする会社など、それぞれ強みが異なる。自身のニーズに合わせて利用する会社を選ぼう。
2.ネットワーキング
ネットワーキングを通して直接リクルーターや企業のHR担当者と繋がることも有効だ。メジャーなツールにビジネス特化型SNS「LinkedIn」がある。同サービスを利用して、企業は有能な人材に能動的なアプローチができ、また求職者は常に求人にアンテナを張ることができる。アメリカでの就職活動では欠かせないツールとなっているので、魅力的な企業との出会いを逃さないよう最大限に使いこなそう。
3.Web環境の整備
「優秀な人材を州外や海外からでも採用したい」という企業は多く、また「より良い機会を求め、引っ越しも厭わない」と考える求職者も少なくない。国土の広いアメリカでは選考プロセスがすべてオンラインで完結することも一般的だ。そこで、Web環境を整えておくことも大切なポイント。来たる就活に備えてSkype、Zoomといった代表的なツールを事前にインストールし、使用方法に慣れておくと良い。
LinkedInの入門ガイドとススメ
LinkedIn(リンクトイン)は、ビジネスの場で繋がりを創り出すことを目的とした世界最大級のビジネス特化型SNS。アメリカをはじめ世界各国で普及し、2021年現在、登録者数は7億7千万人を超す。日本ではまだ知名度が低いが、アメリカの就活市場ではLinkedInはもはや必須アイテム!
LinkedInでできること
・企業、業界、市場の情報収集
・関連コミュニティへの参加
・自身のスキルや経験の発信
・ビジネスチャンス開拓のための人脈づくり
・採用活動における人材やパートナー発掘
LinkedInに登録しよう!
一にも二にも、とにかくまずは登録。有料プランも存在するが、標準的な使用であれば無料版で十分。
1.プロフィールを作成する
情報は多いに越したことはない。人材を探している企業は複数のキーワードを組み合わせて検索をかける。たとえば、ロサンゼルスエリアで日本語バイリンガルの経理マネージャー候補を探している時は「Japanese、Accounting Manager、Los Angeles」など。経験年数や業界、特定のスキルなどでも絞り込むので、詳細に書くほど本当に繋がりたい人があなたを見つけ出してくれる確率は上がる。
・基本情報:氏名・居住エリア
・学歴:出身校・卒業年・専攻
・職歴:勤務先・勤務期間・タイトル・仕事内容
・スキル、資格など
2.ネットワークを広げる
プロフィール作成が完了したら、気になる人と繋がってネットワークを広げよう。検索欄でワード検索をして、「Connect」 ボタンで他ユーザーに申請し、相手が承認すると繋がることができる。無料版で直接メッセージを送ることができるのは1stコンタクトのみ。知人やリクルーターなどと積極的にネットワークを構築しよう。以下のような自分が属するグループに入ることで、ネットワークを広げることも可能。
・出身校のグループ
・日本語バイリンガルグループ
・CPA(公認会計士)を目指す人たちのグループ
3.情報収集する
気になる会社や有名企業のCEOなどをフォローすることで、彼らが発信する情報を自身のフィードで見ることができる。また学習プログラムも充実しており、多岐にわたるテーマの無料オンラインコースも受講可能。さまざまな機能を有効活用しよう。
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