就職&転職ガイド
- 2021年10月4日
- 2021年10月号掲載
Web面接の対策と注意点
対面での面接を希望する日系企業は少なくないが、州をまたいだ転職が頻繁に行われるアメリカではすべての選考プロセスがWebのみで完了することも一般的だ。コロナ禍によりWeb面接がニューノーマルにもなりつつあるので、オンライン上でのインタビューに備えておくことをおすすめする。
Skype、Zoom、Google Meet、Whereby
GoToMeeting、Webex、FaceTime
企業独自のツールを使用する場合も!
ネット環境の確認
100%の状態で面談に挑めるよう、安定したネット環境を整えよう。十分なネット速度はあるか、インターネットの速度測定ができるWebサイトで確認してみると良い。自宅の中でも特にネットが届きやすいベストなロケーションを見つけておこう。
入念な準備と練習
不要なトラブルを避け、面接に集中できるように準備をしよう。友人や家族に頼んで練習するのも良い。カメラ・音声の確認機能が付いたツールもある。もしトラブルが起きても慌てず落ち着いて対応し、面談を再開すれば問題はない。事前に緊急用の連絡先を聞いておくことも有効だ。
◆使用するツールは最新のバージョンになっているか
◆カメラはオンになっているか、適度な距離感を保ち目線と同じ位置にあるか
◆音声はオンになっているか。外付けのマイクを使うのがおすすめ
視覚情報を意識する
「人は見た目が9割」といわれる。これはアメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した法則を根拠としており、人の行動が他人に及ぼす影響の7%は話の内容などの言語情報、38%は口調や話の早さなどの聴覚情報、55%は見た目などの視覚情報であるというものだ。
Web上での画面越しのやりとりは対面に比べて細かい表情やリアクションが伝わりにくく、機械的な印象を与えがち。より思いを相手に伝えるため、うなずく、微笑む、ボディランゲージなど、感情を伝えるアクションを通常より多く取り入れよう。
やってはいけないこと
リモートだからと気を抜く人がいるが、画面越しでも自身が思っている以上に多くのことが面接官に伝わっている。自分が取るアクション、発信する情報すべてが判断材料の一つになることを念頭に置き、余念なく準備して挑もう。
◆背景に映り込む余計なものをそのままにしている
◆髪型や身だしなみ、カメラに映らない下半身をいい加減にしている
◆使用アカウントのプロフィール写真が砕けすぎている
◆面談中に携帯電話や関係のないWebサイトを見る
◆携帯電話や周辺機器をマナーモードにし忘れている
◆面談が終了した直後に気を抜いて表情を切り替えている
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