もうジェイ・ウォーキングしても違反切符は切られません〜カリフォルニア州で2023年1月1日施行
- 2022年11月15日
カリフォルニア州在住の人は、安全である限り、切符を切られることなく交差点以外の道路を横断( jaywalking)することができるようになる。
法案を作成したフィル・ティン下院議員のニュースリリースによると、ギャビン・ニューサム州知事が「AB 2147—the Freedom to Walk Act法案」に署名し、法律として成立させた。この法律では、歩行者が信号無視で切符を切られるのは、「衝突の危険がある」場合のみと規定される。
この新法は2023年1月1日に施行される。
これまでカリフォルニア州では信号無視は 「恣意的」に取り締まられていて、総額数百ドルにもなる違反金を支払えない有色人種や低所得者 に深刻な影響を及ぼしていた。
2020年、オレンジ郡の警察官がホームレスの黒人男性カート・ラインホルド氏を信号無視の疑いで止めた後、射殺し、抗議運動が起きた。検察は結局、ラインホールド氏を射殺した警察官を起訴できなかった。またベイエリアでは2017年にサクラメント警察が、信号無視で止めたナンディ・カイン氏を殴り、重傷を負わせた。これらの事件の被害者はいずれもアフリカ系アメリカ人でだっt.
AB2147は、カリフォルニア州における信号無視の非犯罪化を目指すフィル・ティン下院議員の2度目の試みで、罰金の課金方法の公平性と、警察による取り締まりがエスカレートする可能性を防ぐことを目的としている。
信号無視の取り締まりは普通の行動を犯罪に変えるだけではなく、警察が人種差別をするきっかけにもなっていたようだ。特に黒人には不当に標的にされ深刻な影響を受けていた。
この法案が施行されたら、ニューヨークのマンハッタンのように道路を横切る人が増えるかもしれないが、道路を横断歩道以外で渡る場合は安全の確保をしっかりしてから行いたいものだ。
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