北米販路拡大を目指して Fancy Food Show Winter 2023

第47回ウィンター・ファンシー・フード・ショー(Fancy Food Show Winter 2023)が2023年1月15日から17日までラスベガスコンベンションセンターで開催された。
この展示会は西海岸最大級の高級食品の見本市となり世界中から北米市場に新規参入や販路開拓のために出展者も多く、また展示会参加者が多いことで有名な展示会だ。

今年は北米市場での販売拡大を目指して1000社を超える出展企業が参加、15000人を超える食品業界関係者が新しい商材を探しに来場した。

コロナ前はサンフランシスコで開催されていたウィンター・ファンシー・フード・ショーが昨年からラスベガスで開催されるようになったが、会場が変更になったことがまだ周知されていないようで、当初想像していたより初日の来場者も少なかった様子だが、その後は各企業のブースには多くの関係者が関心を持って商品を見たり商談をする姿も見られた。

インターナショナルエリアではJETROが「ジャパン・パビリオン」を設置、日本のすばらしい商品を紹介していた。

ジャパン・パビリオンのとなりの全国醤油工業協同組合連合会では全国から12社の醤油メーカーが透明醤油など多様な醤油を展示し来場者に積極的に説明を行っていた。

日本企業のブースも多く見られ、商機をつかむために来場者と積極的に話していた。

Kankitsu Laboでは柚子やブラッドオレンジなど柑橘類の皮の乾燥した砂糖漬けを紹介し来場者の注目を浴びる
KUSEFUKU & SUNS社ではこらから販売される商品を紹介
WholesellerのJFCは取扱各種商品を紹介する

ファンシー・フード・ショーを主催するSFA(Specialty Food Association)の会員になると、Fancy Food Showへの登録料が安くなるほか、教育やネットワーキングの機会など、さまざまな特典を受けることができる。

アメリカの販路拡大を目指すなら利用したい展示会の1つだろう。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

この著者の最新の記事

関連記事

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る