無料で受講できる! レジュメを際立たせる資格16選

新年を迎え、はや1ヶ月が経とうとしています。皆様、2023年の抱負は立てられましたか?

「今年こそ、新しいスキルを身に着けたい!」「転職してキャリアアップしたい!」

毎年1月はこういった声を候補者の方から多く頂戴します。
今回は、そんな読者様必見。無料で受講可能なおすすめの資格を一挙ご紹介します。

1. 日米の資格への考え方の違い

まず前置きとして、日本とアメリカそれぞれの資格に対する見方について少し触れたいと思います。

日本

求人の応募条件や入社後の昇給査定条件として「TOEIC ○○○点以上」などの規定をよく見かけます。筆者も、新卒採用の際、そして社会人になった後も、TOEICを必死に勉強する友人の話をよく聞いたものです。

TOEICに限らず、日本では資格そのものがキャリア形成に大きく影響をしているような印象を受けます。またそれを背景に、資格取得のためのスクールや講座も多く存在し、そのひとつひとつが決して安価ではないよう感じます。

アメリカ

一方でアメリカは、超学歴社会かつ実力主義。資格の保持が転職成功に直結するかというと、残念ながらそうではないかもしれません。ただ、プラスαのアピールポイントには間違いなくなるはずです。

特に、書類選考に人工知能(名称:ATS │ Applicant Tracking System、RPA │ Robotic Process Automation)が使用される昨今。Fortune 500(収益全米上位500社)の98%以上がこういったシステムを導入しているという調査結果が出ています。

これは、企業が求めるスキルを有しているかをAIが判断するもので、履歴書内のワードやフレーズでふるいがかけられます。つまり、ポイントとなる単語がレジュメに含まれていなければ、あなたのレジュメは面接官の元にたどり着くこともないということ。

知識を身に着ける為、そしてあなたの就職活動の未来を握るレジュメを色付けする為、資格取得は有益と言えるかもしれません。

2. お勧めオンラインコース

アメリカには無料で受講可能なクラスが数多く存在します。今回はフリーなものに限定し、人気が高くかつ需要のある領域に絞ってご紹介します。

マーケティング

オンライン化が進む現代。企業が顧客にリーチする最も効果的な方法として、デジタルマーケティングは無くてはならない存在ですよね。

しかしデジタルマーケティングと一口に言っても、SEO対策、SNS、コンテンツマーケティングなど、カバーされる領域は広大です。
そんな幅広いな知識を、わかりやすくビギナー向けに提供しているオンラインコースを以下にてご紹介します。

【応募条件の例】
Experience & Knowledge in Inbound Marketing Best Practices, Content Marketing, Social Media Marketing, Search Engine Optimization, Content Marketing, Social Media Marketing, Google AdWords and Analytics, Email Marketing and Marketing Automation

セールス

営業活動のDX化(デジタルトランスフォーメーション)というワードを耳にすることが増えてきました。

これは、デジタルツールを活用しセールス業務を行うこと。具体的には、メールやチャットなどのコミュニケーションシステム、顧客管理システム(CRM)、営業支援システム(SFA)など営業活動の生産性や効率化を目的としたツールを指します。

実務で使用するが故に、それらの知識や経験を応募条件とする求人も多く存在します。

【応募条件の例】
Solid experience with CRM software (e.g., Hubspot, Salesforce, Pipedrive, or Zoho CRM) and MS Office (particularly MS Excel)

データサイエンス

従来のシステムでは管理や解析が難しいほどの、巨大で複雑なデータの集合を「ビックデータ」と言います。

ビジネスを成功へ導く為には、ビックデータの活用が求められる現代のデジタル社会。こういった大量のデータを収集し、分析する役割を担うのが「データサイエンティスト」です。Harvard Business Reviewの記事では”The Sexiest Job of the 21st Century”と名付けらるほど。

一般的には学位と実務経験が必須となることが多いですが、ビギナー向けのコースも存在します。基礎的な知識を身に着け、業務に活用したいという方にお薦めです。

WEBデザイン

紙媒体が衰退し情報がオンラインに移行している現代、ウェブデザイナーの需要も高まっています。アメリカ合衆国労働統計局(U.S. BUREAU OF LABOR STATISTICS)の情報によると2020年から2030年までに、ウェブデザイナーの雇用機会が3%増えると見込まれています。

【応募条件の例】
Fluent in design/photo-editing software and graphic applications including Illustrator, Photoshop and InDesign.

いかがでしたでしょうか。今回紹介をさせて頂いたオンラインコースは数ある中から抜粋したものです。ご自身のキャリアゴールに対して、どのようなスキル、知識が求められているかを理解した上で的確なコースに出会えたらいいですね。

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STS Career

STS Career人材紹介エージェンシー

ライタープロフィール

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ロサンゼルスを拠点とし、アメリカ全土を対象にHR・人材ソリューションを提供するリクルーティングエージェンシー。
企業様には人材発掘・採用戦略策定をサポートするビジネスパートナーに、求職者の皆様には夢の実現を支えるカウンセラーになることを目指します。

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