論功人事に批判や不安 ケネディ氏、可能性も

 【共同】オバマ大統領は24日、故ケネディ大統領の長女キャロライン・ケネディ氏(55)を次期駐日大使に指名すると発表した。近く離任するルース現大使に続き、過去の大統領選への貢献度を重視する「論功行賞」で、未知数の行政手腕と合わせ、批判も浮上している。

 ただ、ルース氏は被爆地の広島、長崎など47都道府県を訪問。東日本大震災後は被災地支援に奔走し、日本側の信頼を得た。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設などの難問と向き合うケネディ氏だが、今後の努力によっては可能性も広がっている。

 オバマ政権は今年、主要国の大使人事について、10人以上の大口献金者を英国、イタリア、ドイツなどの大使に指名した。職業外交官出身で国連大使や国務次官を歴任したトーマス・ピカリング氏は「(金による)役職の切り売り」と強く批判する。

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