細川氏が都知事選出馬へ 原発争点化で構図一変

 【共同】細川護熙元首相(75)が東京都知事選への立候補を決断した。原発再稼働にひた走る安倍晋三首相の動きを食いとめる狙いがあり、「脱原発」が最大の争点となるのは確実だ。自民党が支援する舛添要一元厚生労働相(65)が有利とみられた選挙構図は一変。結果次第では政権運営に大きな影響が出るのは避けられない。警戒していた国政課題の争点化で戦略練り直しを迫られる政府・与党には焦燥感もにじむ。

 「今の政治状況では駄目だ。日本の閉塞感を打ち破る必要がある」。今週に入り、都知事選への対応をめぐり議論を重ねてきた元国会議員ら側近に細川氏が下した結論は明快だった。

 東京電力福島第1原発事故を契機に、脱原発を訴えてきた細川氏。原発の再稼働や輸出を進める安倍政権の姿勢を「とんでもない」と批判し、危機感を募らせていた。自らの主張を広げるには首都決戦が絶好の舞台と見定めたのは間違いなく、2014年が明けると、かつて率いた旧日本新党や細川政権の関係者が続々と集まり始めた。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る