北京の空気、危険レベル 「APECブルー」続かず

 【共同】北京市は19日、深刻な大気汚染に見舞われ、在中国米大使館サイトによると、微小粒子状物質「PM2.5」を含む汚染指数は一時、最悪基準(危険)である300を上回る400台となった。中国政府が国の威信を懸けて青空を演出したアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議閉幕から1週間が過ぎ、北京市は「普段の姿」(市民)に戻りつつある。

 中国は、首都で開かれたAPEC期間中に大気汚染を防止するため、同市で走る車両を大幅に制限し、数千企業の生産を停止。こうして実現させた青空は皮肉を込めて「APECブルー」と呼ばれ、習近平国家主席も「APECブルーが続いてほしい」と語った。

 北京市当局はAPECでの汚染対策を「成功例」と位置付け、メディアなどを通じて「青空を維持させる」と強調。車両の交通量を制限するため、特定の道路の利用者から「渋滞料」を徴収する案などを検討している。

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