豪、最悪で気温5度上昇 内陸部の酷暑日2倍に
- 2015年2月2日
- 世界のニュース
【共同】温室効果ガスの排出削減が進まなければ、最悪の場合、2090年に気温が5度上昇する-。オーストラリアの連邦科学産業研究機構(CSIRO)はこのほど、気候変動が同国にもたらす影響を総合的に分析した推定結果を明らかにした。
CSIROは、将来の気候変化をコンピューターで予測する複数の気候モデルを使用して分析。同国は既に1910年から気温が0.9度上がっており、温室効果ガス削減が進まない場合、2090年には現在より2.8〜5.1度上昇すると推定した。内陸部では35度以上の暑さが年平均94日だが、2倍に増える恐れがあるという。
研究担当者は「削減策が取られなければ気温が上昇し、暑い日が増え、海水面が上昇、海水の酸化も進む」と指摘した。
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