ウォルマート、製品説明収集システムを構築 〜 在庫と販売の管理を効率化

 小売チェーン世界最大手のウォルマート・ストアーズ(Wal-Mart Stores)は、取り引き先の供給業者たちから製品に関するより詳細のデータを集めるために、新しい商品データ・システムを構築している。

 ウォール・ストリート・ジャーナルによると、オンライン購入を選択する消費者が増えてきたことから、より正確に在庫管理できるシステムを整備するのがその狙いだ。

 ウォルマートは6月に、供給業者たちが商品カタログを同社に直接かつ簡単に配信するためのツール「製品説明収集システム(Product Content Collection System=PCCS)」を試験的に導入した。

 同社は、既存および将来の供給業者が、カタログに掲載されているすべての商品情報をPCCSによって提出するよう奨励している。PCCSは、動画を含むさまざまの形式のデータに対応する。

 ウォルマートの世界電子商取引事業部でコンテント取得部門の責任者を務めるラム・ランパリ氏は、製品のさらなる詳細データを集めるすることによって、どの商品の在庫を確保すべきか、迅速かつ正確に判断できるほか、販売状況分析も可能になると説明している。

 たとえば、PCCSを活用することで、1000種類のミント系歯磨き粉のうち3〜4種類の売れ筋を簡単に選ぶことができる。さらに、競合他社との価格比較も容易になり、その後の価格を決める際の判断材料にもなる。それによって、アマゾン(Amazon.com)への対抗力も強化できる、とランパリ氏は話す。

 同氏によると、現在30社ほどの供給業者がカタログ・データをウォルマートに提供している。同社はそれらの新データと自社オンライン販売サイトやアプリケーションを連動するためのツールを開発し、全体を管理するシステムを構築中だ。

 ウォルマートは、標準規格推進団体のG1と商品情報収集システムの開発をPCCS導入以前から進めてきた。G1は、供給網であつかわれる商品データの標準化を推進する団体。G1は、小売サイトと携帯端末を連動させるための標準規格「SPLS(Simple Prodcut Listing Standard)」を数週間前に発表している。

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