COVID-19に関するNYのメディケアについて(日米ソーシャルサービス)

日米ソーシャルサービス(JASSI)は、ニューヨークのCOVID-19に対する措置について、現段階で以下のとおりまとめている。

New York State of Health
保険未加入者のための特別申請期間

New York State of Health(NYSOH:ニューヨーク州の医療保険)は、新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大を受け、ニューヨーク在住の保険未加入者を対象とする特別申請期間を発表した。2020年の特別申請期間は2月7日で終了したが、COVID-19感染者が急速に増加していく現状を踏まえ、治療費を心配して検査や治療を受けないことがないように、特別申請期間を設けて保険に加入できるようになった。

2020年3月16日~4月15日の期間中にNYSOHまたは民間保険会社を通してクォリファイドヘルスプランに加入すると、4月1日から保険が適用となる。メディケイド、チャイルドヘルスプラス、エッセンシャルプランは一年を通して申請可能。保険申請はNYSOHのWEBサイトまたは855-355-5777に電話して手続きができる。保険タイプに関わらず、COVID-19検査はコストシェア対象外(患者の費用負担なし)。

現在、JASSIにはNY州マーケットプレース認定保険申請ナビゲーターが2名おり、保険申請のサポートを行っている。

新型コロナウイルス感染症に関連する
メディケア健康保険サービスについて

メディケアは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大にあたり対応措置をしており、またメディケアのプランを持っている人にメディケアが負担するサービスについて周知している。アメリカのCDC(アメリカ疾病管理予防センター)は高齢者、心臓病、糖尿病、肺病など基礎疾患を持っている人が重症になるリスクが高いと発表している。

新型コロナウイルス感染症に関する治療費用や負担額は変わる可能性があるので、www.medicare.govメディケアライツセンターのオンラインブログで最新情報を要確認。

新型コロナウイルス感染症に関するサービスについて

*新型コロナウイルス感染症の検査:臨床検査としてメディケアでカバーされ、検査の際に発生する診療費用とともに自己負担額も免除される(今現在議会で法案が通過し、大統領が近々サインをする予定)。2020年2月4日以降の検査は4月1日から、ドクターのオフィスからメディケアオフィスに支払い請求手続きができるようになる。

*新型コロナウイルス感染症のワクチン:現時点(2020年3月16日)では新型コロナウイルス感染症ワクチンはない。今後ワクチンが完成し使用可能になった場合、メディケアパートDにてカバーされる。メディケアパートDでワクチンがカバーされることが義務付けられるが、各メディケアDプランにより補助額は異なる。

*医者(もしくは正看護師を含む医療関係者)による訪問診療サービス:医療関係者による訪問診療はメディケアパートBでカバー。また、医療関係者との電話でのやりとりや、オンラインの患者用ポータルサイトを使ったアセスメントに対してもメディケアパートBが適用される。

*遠隔医療サービス:遠隔医療サービスとは電話やビデオチャットなどを通して医者から医療サービスを受けられること。遠隔医療サービスは通常限られた状況の場合のみメディケアでカバーされるが、現在のコロナウイルスに関連する緊急事態の期間は一時的に保証範囲が広がっている。現在、医師や看護師、臨床心理士、ソーシャルワーカーなどが遠隔医療サービスを提供することが可能となっている。これには通常の自己負担額が発生する可能性がある。

参照:Medicare Watch by Medicare Rights Center
Dear Marci, a biweekly e-newsletter sent by Medicare Rights Center, on March 16, 2020

ニューヨーク州自宅待機命令

ニューヨーク州のクオモ知事は、すべての人々に対しての安全性を確保するために「ニューヨーク州自宅待機命令(New York State on PAUSE)」を発令した。ニューヨーク州自宅待機命令の10項目は以下の通り。

1. 3月22日(日)の午後8時より、「生活に必要不可欠でない」州内のすべての事業を閉鎖(全労働者は在宅勤務)する

2. 人数及び理由に関係なく、不要不急の集会(パーティ、お祝いやその他の社交的なイベント)は現時点においてはキャンセルまたは延期する

3. 自宅以外において複数の人数が集まることは、生活に不可欠なサービスを提供する労働者に限り、ソーシャルディスタンシング(人との接触を避け、付き合いに一定の距離をおくこと)を実行する

4. 外出時は、他人と6フィート(約1.8メートル)は離れる

5. その他の基本的なサービスを提供する企業や団体においては、少なくとも6フィート(約1.8メートル)の距離をあける事を徹底する

6. 気分転換の散歩や運動をする場合は単独で行い、他人との接触がある活動は避ける

7. 絶対に必要な場合以外には公共交通機関の利用を避け、他の乗客とは6フィート(約1.8メートル)の間隔を設けて、感染の可能性を抑える努力を怠らない

8. 病気または具合が悪い人は、先ずは遠隔診察によって、外来医療を受けることがその
個人にとって最善の方法であるという診断を受けた場合を除き外出しない

9. 若者もソーシャルディスタンシングを実行し、高齢者との接触は避ける

10.消毒ワイプ等を使用するなど、感染予防の実践を徹底する

**レストラン(持ち帰り・宅配のみ)、食料品店、薬局、医療機関、ガソリンスタンド、ランドリー、ドライクリーニング、郵便局、公共交通機関などの必須の機関・店舗の営業は継続するため、その利用のための外出は許可されるが、不要不急の外出は避けること。

 

 

JASSIはオフィス閉鎖中も引き続きホットラインやEメールで相談・質問に無料で応答する。

ホットライン:212-442-1541(月曜日から金曜日:東海岸時間午前10時〜午後5時)
Eメール:info@jassi.org

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