シーゲート、タブレット向け極薄HDDを開発 〜記憶容量はSSDの7倍

 記憶装置大手のシーゲート(Seagate)は、モバイル端末用の新製品「ウルトラ・モバイル・ハード・ディスク・ドライブ(Ultra Mobile Hard Disk Drive)」を開発した。

 タブレット向けの「従来の」(シーゲート)個体素子ドライブ(SSD)と比べて、7倍の記憶容量を実現すると同社は強調。

 コンピュータワールドによると、タブレット向けの典型的な64ギガバイト(GB)組み込み型フラッシュと比べて、シーゲートの2.5インチ・ハード・ドライブは、業界最薄の5ミリの筐体に最大500GBを記憶できる。

 シーゲートは2013年初めに、厚さ7ミリの筐体にフラッシュとHDDの両方を格納した2.5インチHDDおよび個体素子ハード・ドライブ(SSHD)を発表したが、ウルトラ・モバイルHDDは、同社の「モバイル・アネーブルメント・キット(Mobile Enablement Kit)」を同梱した点でSSHDと異なる。

 シーゲートによると、同キットに含まれる同社のソフトウェア技術「ダイナミック・データ・ドライバー(Dynamic Data Driver)」は、動作検知器と熱監視アルゴリズムを採用し、ドライブ・アクセスを制御、さらに本体に害となるような使用状況を回避することによって、SSD並みのデータ保護機能を提供する。

 また、データの読み出しと書き込み性能は、SSDの方がハード・ドライブより4〜5倍優れていることが多いが、新製品は8GBの内部フラッシュをキャッシュとして併用することにより、SSD並みの性能を格段に低価格で実現できる。

 調査会社IDCはタブレット製品について、省電力・軽量・薄型を実現するために記憶容量が犠牲になっていると指摘。

 「新モバイル・アネーブルメント・キットは、将来の薄型軽量タブレット設計においてパソコン並みのストレージ容量の実現に寄与する」と述べ、急成長中のタブレット市場向け記憶装置分野でシーゲートが台頭する可能性を示唆した。

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