利益は後からついてくる

 新興企業に数千ドルを投資する代わりに株式を取得し、その企業の成功とともに大きな見返りを得るのが一般的な新興企業育成サービス業者(インキュベーター)だが、受託資金30億ドルを運用するハイランド・キャピタル・パートナーズ(Highland Capital Partners)の場合、株式取得を条件としない異色の新興企業育成制度「サマー・アット・ハイランド(Summer@Highland)」を運営し、関心を集めている。

 ビジネスウィークによると、ハイランドは2007年夏に同制度を開始し、大学新卒者による8つのベンチャー事業班を迎え入れた。

 そのうちの一つが設立したワイルドファイヤー(Wildfire)は、フェイスブック(Facebook)やツイッター(Twitter)といったソーシャル・メディア上での販促活動の効果を測定するツールを開発し、2012年7月にはグーグル(Google)に2億5000万ドルで身売りする合意が… 続きを読む

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