利益は後からついてくる

 新興企業に数千ドルを投資する代わりに株式を取得し、その企業の成功とともに大きな見返りを得るのが一般的な新興企業育成サービス業者(インキュベーター)だが、受託資金30億ドルを運用するハイランド・キャピタル・パートナーズ(Highland Capital Partners)の場合、株式取得を条件としない異色の新興企業育成制度「サマー・アット・ハイランド(Summer@Highland)」を運営し、関心を集めている。

 ビジネスウィークによると、ハイランドは2007年夏に同制度を開始し、大学新卒者による8つのベンチャー事業班を迎え入れた。

 そのうちの一つが設立したワイルドファイヤー(Wildfire)は、フェイスブック(Facebook)やツイッター(Twitter)といったソーシャル・メディア上での販促活動の効果を測定するツールを開発し、2012年7月にはグーグル(Google)に2億5000万ドルで身売りする合意が… 続きを読む

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る