アジアからの次なる輸入品は仮想商品

 韓国のゲーム開発大手ネクソン(Nexton)の開発者が10年前に、数行のコードで花のイメージを作成して恋人に送信した。それが仮想商品の始まりとなった。ニューヨーク・タイムズによると、それから10年が経過したこんにち、仮想商品は世界中に広まり、アジア系ゲーム開発企業が米国市場に進出し始め、オンライン・ゲームとソーシャル・メディア市場の開花と相まって一大産業を形成しつつある。

▽2015年には200億ドル市場に

 米国市場で広まった仮想商品は、オンラインのロール・プレイング・ゲームでは武器として出回り、フェイスブック(Facebook)ではビールのアイコンとして出回った。

 仮想商品の普及は、ジンガ(Zynga)のようなソーシャル・ゲーム企業誕生の下地になったとも言え、ソーシャル・ゲーム産業を一気に拡大させた。

 現在、世界の仮想商品市場は150億ドル規模に達する。調査会社スーパーデータ・リサーチ(SuperData Research)によると… 続きを読む

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