長崎の「変なホテル」は未来のホテル 〜 10体の人型ロボットが接客や掃除
- 2015年2月9日
- ハイテク情報
長崎県佐世保市ハウステンボス町に2015年7月に開業する客室72部屋の「変なホテル(Henn-na Hotel)」は、10体のヒューマノイドが接客や受け付け、ラゲージ運び、客室の掃除をする世界初のホテルとして欧米の各紙(誌)で取り上げられている。
「同ホテルのサイボーグ・スタッフは、サイエンス・フィクションの世界からそれほど遠くない」とワシントン・ポストは報じ、英テレグラフ紙は、「アクトロイド(actroid)」と呼ばれる人体型ロボットを2003年から開発してきたロボティクス企業のココロがそれらのヒューマノイドを供給すると報じた。
それらのアクトロイドは、若い日本人女性をモデルにしており、呼吸やまばたきをしながら、日本語をはじめ中国語や韓国語、英語をあやつり、来客と視線を合わせ、声の抑揚や身体を調整しながら客に対応する。
「環境にも配慮し」「究極の生産性」や「スマートな設備」を追求しながら「快適で楽しみももたらす」ホテルの実現を目標に、主要スタッフがロボットという「世界初の先進性」による「思い出づくり」にも貢献したい、と同ホテルの経営陣は「変なホテル」の狙いを説明する。
また、技術革新は日々進化することから、「変わり続けること」を自然のことだととらえ、「変わり続けることを約束するホテル」という概念のもとに運営する方針だ。
「変なホテル」の沢田秀雄社長は、いずれはロボットがホテル・サービス業務の90%をこなすようになり、「生産性が世界一高いホテルとして世界市場に進出する」ことを視野に入れている。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年5月16日 アメリカ発ニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
米国内都市圏の住宅所有者らは自然災害に要注意〜異常気象による損害危険の高い地域が明確に
-
2024年5月16日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
ドライバーの過半数が「AVは怖い」~AAA調査
-
2024年5月13日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
EVへの関心、ますます低下~消費者、メーカーの思惑に反し
-
インフルエンサーとブランドをつなぐプラットフォームで台頭 〜 ショップマイ、1850万ドルを調達
-
シンケイ・システムス、魚の活け締め技法を機械化 〜 完成に接近、鮮魚流通網に革新をもたらす可能性
-
ドキュサイン、インテリジェント契約管理サービスを発表 〜 電子署名ソリューション以外に事業を拡大
-
2024年4月29日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
米商務省、TSMCのアリゾナ工場への投資を提案 〜 米中緊張悪化を背景にチップの国産化に重点
-
ディープフェイク、金融サービス業界をいよいよ標的に 〜 生成人工知能による音声模倣で詐欺急増は必至
-
2024年4月25日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
広告嫌いのテスラが一転、積極展開
-
ビットコイン半減は価格にいかに影響するのか 〜 最高値更新から乱高下、次の半減期が目前に