スプリント、キューバと国際ローミング契約

 ソフトバンク傘下の米通信大手スプリントは、キューバでも米国内と同様の通信サービスを提供できる国際ローミング契約を同国政府から取り付けた。

 ロイター通信によると、キューバと米国の国交回復後初めて首都で開催されたハバナ国際見本市(FIHAV)で、スプリントとキューバ政府が契約を結んだ。FIHAVにはキューバでの商機を見込んで70カ国から600企業が集まり、米企業はスプリントを含む約30社が参加した。

 米国は昨年12月17日からキューバとの国交正常化に向けて動き始めたが、禁輸措置はまだ続いている。スプリントは、オバマ政権による限定的な規制緩和に乗じて、ことし9月25日にはキューバの国営電気通信会社エテクサ(Etecsa)と相互接続契約に合意しており、今回の国際ローミング合意で契約を拡大したことになる。

 スプリントと競合するベライゾン・コミュニケーションズは、第三者を通して15年9月からキューバで、音声とデータの国際ローミング・サービスを提供している。スプリントのマルセロ・クラウレ最高経営責任者(CEO)によると、契約は記録的な短時間で成立し「キューバ政府の交渉の速さに圧倒された」という。

 FIHAV参加国中最多の150社を送り込んだスペインは、ベネズエラや中国、ロシアとともにキューバとは長年の国交がある。ホセ・マヌエル・ソリア産業エネルギー観光大臣は「競合を恐れてはいない。参入国は多ければ多いほどいい」と話している。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

注目の記事

  1. 2019-1-29

    PHIARO, INC.アメリカのビジネスは、今

    カリフォルニア州アーバインにオフィスを構えるPHIARO, INC.プレジデントToshihi...
  2. 2016-10-2

    シリーズアメリカ再発見㊽ 地球は回っている ハワイ島マウナケアの日の出

     ホテルから迎えのバンに乗り込んだのは、午前1時半過ぎ。暗闇の中、バンは出発した。向かう先は...
  3. 2018-2-3

    「日本の文化や技術」を ハリウッドから情報発信

    親日派の裾野広げる ジャパン・ハウスは外務省の委託事業として、海外における...
  4. 2017-6-1

    第53回 ワインは「科学」か「芸術」か?

    ワインを生業(なりわい)とする人にとって、この質問は根源的なものだろう。ブドウ栽培者やワイン...
  5. 2016-10-2

    第166回 洗脳 VSメディア・リテラシー①

     アメリカのトップ1%(実質的には0.1%)による富の支配が騒がれるようになってから、随分経...

デジタル版を読む

saishin フロントライン最新号
ページ上部へ戻る