第128回 交通事故に備えて
文/安岡忠展(Tadanobu Yasuoka)
- 2015年9月20日
交通事故の経験者はご存知だと思いますが、事故の処理には時間と手間がかかります。今回は事故の際にできるだけスムーズに処理をするためのアイデアを紹介しましょう。
●相手の情報を書き込む用紙を用意しておく。
事故を起こした際にはパニックになり、冷静に物事を考えられなくなります。相手の情報が十分にないと、事故処理に大変時間がかかります。相手の連絡先、相手の保険会社の情報など、大切な情報がないと先に進みません。聞き忘れることがないように、情報を書き込む用紙を常備しておくと大変便利です。
注意点:
• 用紙と一緒にペンも車に保管する。
• 電話番号は複数もらう(自宅、職場、携帯など)。
• 相手が口答で言う情報に頼らず、免許証・保険IDカードを自分で見て書き写す
(嘘の情報を伝える人もいる)。
• 携帯電話のカメラで免許証、保険カード、レジストレーションカードの写真を撮る。
●写真を撮る。
相手の車の損傷箇所や事故現場の写真があると役立ちます。お互いが非を認めないような場合では、自分に有利になる証拠が必要です。写真が役に立つこともありますので、違う角度からの複数の写真撮影をおすすめします。携帯電話にカメラ機能が付いていない場合は、使い捨てカメラを車に保管しておくといいでしょう。
●自分の情報も相手に正確に伝える。
相手に非があり、相手の保険で修理する場合には、相手の保険会社とやり取りをします。早期に事故処理をするためには、連絡のつきやすい電話番号を伝えてください。免許証に古い住所が記載されているような場合には、必ず現住所を伝えることもお忘れなく。Emailアドレスを伝えるのも良いと思います。仕事中に連絡がつかないような場合にEmailでやり取りすることも可能です。
●目撃者の情報を取る。
事故を目撃した人がいる場合には、目撃者の情報ももらうようにしてください。相手が過失を認めないような場合には、目撃者の証言が大変重要となります。
本コラムの読者で希望者に事故時の情報記入用紙を差し上げます。
info@daiwains.comまで、事故情報記入用紙希望、と書いてEmailしてください。
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