カナダの入国要件が変わる! 3月15日から電子渡航認証「eTA」義務化
- 2016年2月8日
在デトロイト総領事館が、2月6日付で在留邦人にメールマガジンで配信した情報によると、2015年8月1日から試験的に導入されていたカナダ入国の際の電子渡航認証「eTA」が、2016年3月15日から義務化される。
電子渡航認証 (eTA)は、カナダ入国ビザが免除されている国籍の人(日本を含む)が、カナダに空路で渡航する際に必要となる新しい要件だ。eTA登録をしていない渡航者は、入国不可となるので、注意が必要だ。
なお、カナダに陸路または海路で入国する場合は、eTAの取得は不要。
◾️eTAの申請に関する情報(カナダ政府観光局ウェブサイト=日本語)
http://jp-keepexploring.canada.travel/travel-info/passports-visas
*以下は、上記ウェブサイトからの転載です。
電子渡航認証(eTA) とは?
eTA は、カナダ入国ビザが免除されている国籍の方が、カナダに空路で渡航する際に必要となる新しい要件です。eTAはご本人のパスポートに電子的にリンクされ、有効期間は最長5年間、またはパスポートの有効期限までとなります。
eTAが必要な人は?
米国以外の国籍で、かつカナダ入国にビザが必要ない国籍の方は、渡航前にeTAを取得しなければなりません。カナダに陸路または海路で入国する場合、eTAは不要です。
eTAが2016年3月15日に義務化された後は、
・カナダ永住権保有者: 空路でカナダに入国する際には、eTAは不要ですが、現行と同様に、カナダの永住者カード(permanent resident card)を携帯していることが必要です。有効な永住者カードを持っていない場合はカナダ行きの便に搭乗できないこともあります。
・米国永住権保有者: 空路でカナダに入国する際にはeTAが必要です(米国のグリーンカードも携帯していなければなりません)。陸路または海路でカナダに入国する場合は、eTAは不要です。
・留学生/一時就労者: 2015年8月1日以前に就学許可証/就労許可証の発給を受けていて、eTAが必要な国籍の方が、カナダから空路で出国と再入国を予定している場合は、eTAが必要です。
カナダ入国にeTAが必要になるのはいつから?
eTAが義務付けられるのは2016年3月15日からですが、適格な渡航者は2015年8月1日からオンラインでeTAの申請を行うことができます。
eTAの申請方法は?
eTAの申請は、オンラインの簡単な手続きにより数分で行えます。必要なものは、パスポート、クレジットカードとEメールアドレスです。取得料金は7カナダドルで、有効期間は最長5年間です。Canada.ca/eTAでお申し込みください。
eTAが義務化された後、eTAを取得せずに空港に到着したら? 直前にeTAを取得する方法は?
インターネットにアクセスできるデバイス(携帯電話を含む)があれば、直前でもeTAの申請は可能です。eTAはオンラインで簡単に申請でき、ほとんどの場合、数分以内にEメールによる回答を受け取ることができます。しかし万全を期するために、カナダへの渡航を計画し始めたらすぐにeTAを取得することをお勧めします。
eTAを取得していることの証明として書類をプリントアウトする必要がありますか?
プリントは必要ありません。eTAは、電子的にご本人のパスポートにリンクされます。eTA申請の際に使ったパスポートを携帯していれば問題ありません。
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