ホリデーのコメディー
どの映画も「Star Wars」新作の封切り日を避けて公開する中、「Sisters」は同日の12月18日を選んだ。観客層が全く異なる同作だけに「1位は無理だが、2位なら確実」と思ってのことだろう。
ゴールデングローブ賞の司会などでお茶の間を笑いに包んできたティナ・フェイとエイミー・ポーラーが姉妹を演じる同作は、売りに出される実家で最後の思い出にパーティーを開くストーリーだ。
子どもに気に入られようと、継父が実の父親と競うドタバタを描くのが、クリスマスに公開の「Daddy’s Home」。身長191センチのウィル・フェレルが、公称173センチのマーク・ウォールバーグに挑むのだが、2ショットでの上げ底ぶりを見どころの一つとして考えるのは筆者だけだろうか。
映画「Green Lantern」でDCコミックスのスーパーヒーローを演じたライアン・レイノルズがマーヴェルのスーパーヒーローに扮するのが2月12日公開の「Deadpool」。近年、マーヴェルはコメディーの要素をふんだんに取り入れて映画化を成功させてきただけに、お笑い色の強い主人公の本作で新たなヒットを狙う。
この時期のコメディーで最も注目したいのは、2月5日公開の「Hail, Caesar!」と、その翌週封切りの「Zoolander 2」だ。前者は、ジョージ・クルーニー、 スカーレット・ジョハンソン、チャニング・テイタム、ジョシュ・ブローリン、レイフ・ファインズら豪華キャストで贈るハリウッドの舞台裏映画。後者は、ベン・スティラーとオーウェン・ウィルソンが男性ファッション・モデルを揶揄した内容でヒットした2001年の同名映画の続編。14年待たされた甲斐があったかどうかは観てのお楽しみだ。
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