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「クラフトビール」とはもう言えない?
大手が地ビール醸造所を続々買収

Photo @ Daniel Lobo

Photo @ Daniel Lobo

 クラフトビールの人気の高まりに伴い、大手ビール会社による中小クラフトビール醸造所の買収が増えている。
 10月11日付ロサンゼルス・タイムズの記事(“Craft brews are in great demand, and so are the breweries”)によると、9月に複数の有名なカリフォルニアのクラフトビール醸造所が、大手ビール会社と業務提携を結んだり買収されたりした。
 なかでも、人気の「ラグニタス」の株式の50%をハイネケンが取得した、というニュースは大きかった。
 その数日後には、サンディエゴを拠点にする「セント・アーチャー」を、ミラー・クアーズが買収。ロサンゼルスで最も大きい「ゴールデン・ロード」も、アンハイザー・ブッシュに買収された。
 大手による買収や業務提携で、クラフトビール醸造所はこれまで大切にしてきた顧客から、「魂を売った」と非難される可能性がある。
 大手による買収ブームの背景には、クラフトビール市場の成長率が米ビール市場全体の成長率を上回り、製造量でも11%を占めるまでになっているという事実がある。カリフォルニアだけで600近くの醸造所があるうえ、全米のほぼすべての州にクラフトビール醸造所が存在するまでになった。
 特にロサンゼルス郡における成長は著しく、2010年には数カ所しかなかった醸造所が、現在では30以上まで増えた。
 消費者は、既存の大手のビールに背を向け、クラフトビールを好むようになってきた。そのせいで売り上げが減るのを防ぐために、大手はライバルを買収しようと躍起だ。
 アンハイザー・ブッシュはすでに、シカゴの「グース・アイランド」、ニューヨークの「ブルー・ポイント」、オレゴンの「テン・バレル」、ワシントンの「エリシアン」を傘下に収めた。

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