古着市場は供給過剰
ファストファッション隆盛で

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 先進国で安いファスト・ファッションが流行し、服の買い替え周期が短くなった結果、まだ着られるのに捨てられる衣類の量が増えており、世界の古着市場に大量の商品が流れ込んでいる。
 ウォールストリート・ジャーナルによると、古着となった衣類は、それらが生産された開発途上国に戻っていくことが多い。この流れによってごみが減り、貧困層に安い衣料と雇用が提供されると考えられるため、ファスト・ファッション大手H&Mなどは衣類のリサイクルに乗り出し、2013年に店頭で古着の回収を始めて以来すでに2万トン以上を再利用している。
 一方、新興国のアパレル業界には、古着の大量供給は地元の繊維業界の成長を妨げるとの声もある。このためインドは、古着の処理や再輸出は認める一方、国内での販売は禁止した。他の多くの国も古着の増加による影響を懸念しており、同種の規制やアフリカの部分的な経済減速などによって古着の需要は低下している。しかし供給はとどまることなく、ほとんどは西側の消費者の寄付品が慈善団体によって仲介業者に売られ、発展途上国に送られている。
 しかし最近は、原油価格の低下や中国の需要の冷え込みなどで、新品のアクリル製毛布の方が再生材料の商品より安くなっている。また、古着の価格もこの1年で30〜50%低下している。英国繊維再生業協会のアラン・ウィーラー氏は「リサイクル業界の成長には新しい市場がどうしても必要」と話した。

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