プリンス追悼、映画「パープル・レイン」全米で特別上映、4月23日から
文/佐藤美玲(Text by Mirei Sato)
- 2016年4月22日
4月21日、急逝した歌手のプリンス。世界中がその死を悼んでいる。
21日の夜は、全米各地の名所や市庁舎などの建物が、プリンスのシンボルカラーだった紫にライトアップされた。
プリンスの地元・ミネソタ州ミネアポリスでは、ミシシッピ川にかかる橋「I-35W Bridge」が、紫の照明に包まれた。ミネソタ運輸局(MnDOT)のいきな計らい。同局のツイッターは、ふだんは道路の補修工事や通行止めなどの地味なお知らせを流し、反応も少ないが、この日ばかりはあっという間に、何千ものretweetがついた。
アメリカとカナダにまたがる「ナイアガラの滝」も、紫色に染まった。この日に90歳の誕生日を迎えたイギリスのエリザベス女王を祝ってのことだったようだが、偶然にもプリンスの死と重なり、ファンは喜んだ。
さらに、プリンスを悼んで、映画「パープル・レイン」が、4月23日(土)から28日(木)まで、特別上映されることが決まった。22日、全米チェーンの「AMC Theaters」や「Carmike Cineams」が、相次いで発表した。
多作で知られたプリンス。ほかの歌手に提供した曲も含めて、数多くのヒットソングをつくり、幾多のライブ伝説を残した。その中でも、「パープル・レイン」は、映画、アルバム、コンサートツアーを含めて、商業的にも成功し、プリンスを一躍グローバル・アイコンにした。
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