「Study」と「Learn」の違い
- 2018年2月1日
おそらく多くの方が「Study」と「Learn」を同じ意味合いとして特に意識して使い分けずに使用していると思いますが、実はこの両者には明確なニュアンスの違いがあるのはご存知でしょうか?使い方を間違えても致命的なミスにはなりませんが、使い分けルールはとても簡単で、一度覚えてしまえば誰でもすぐに使い分けできるのでマスターしておきましょう!
「Study」の概念
「Study」は知識を情報を得るために学習する過程
“Study”は、本や教材、または学校の授業などを通して、何かしらの知識や情報を得ようとする行為を意味します。つまり、知識・情報を得るための一つの手段とも言えるでしょう。ポイントは、勉強している行為そのものを指し、勉強した事が身に付いているか否かは関係ありません。例えば、高校生の時に学校の授業で英語を勉強をしたが、何も身に付いていない場合は「I studied English in high school but I didn’t learn anything.」と言う事ができます。
・I am studying to become a lawyer.(弁護士になるために勉強中です。)
・When you are living abroad, you should study less and experience more.(海外で暮らしている間は、勉強時間を減らし、より多くのことを体験したほうがいい。)
「Learn」の概念
「Learn」は学習や経験を通して知識や技術を身に付けた成果
“Learn”は、勉強や練習、または誰かの教えを通して、何かしのら知識や技術を身に付けることを意味します。勉強や練習をする過程はどうであれ、その成果として知識やスキルが身に付いていることがポイントです。なので「I’m studying English」は、英語力が身に付いているかは分からないが「英語を勉強している」をことを意味するのに対し、「I’m learning English」は英語力が実際に身に付いている意味合いで「英語を学んでいる」を表します。
✔︎楽器の演奏、調理法、車の修理の仕方など技術的なことを身に付けることを表現する場合「Learn how to _____」がよく使われる。
✔︎長期的に何かを覚える(暗記する)ことを表す場合は、“Memorize”でなく“Learn”が用いられることもある。
✔︎「Learn from mistakes(失敗から学ぶ)」のように「経験」を通して何かを理解できるようになる意味合いとしても使われる。
・I’m learning how to play the piano.(ピアノの弾き方を学んでいます。)
・I’m having a hard time learning my student’s names.(生徒の名前を覚えるのに苦労しています。)
You can study without learning anything and learn without studying anything!
(勉強しても何も学べないこともあり、一切勉強しなくても学べることもある)
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