【ニューヨーク不動産最前線】
スペースを有効活用! 部屋を広く見せるポイント

日本でブームになった近藤麻理恵さんの「こんまりメソッド」が、アメリカでも話題になっています。最近は日本人以外のお客さんや他社の同業ブローカーからも、私が日本人だと分かると、KonMari Methodについて知っているかと聞かれることがあります。部屋が広ければ広いで物が増えるので、皆さん解決方法を探しているようです。

ニューヨークのアパートは全米のスタンダードに比べると狭い(とされている)ので、なんとかスペースを有効活用しようとする動きがアメリカ人の間にも出てきているようです。ニューヨークではレントが高いせいもあり、若者を中心にあえて無駄なスペースを省いて小さいスペースで生活する「Tiny House Movement」というコンセプトが広まりつつあります。余分なものを持たずに小さい家(400SF以下)で快適に暮らすというのがコンセプトで、NYCのアパートにも当てはまります。家具屋さんでも、「NYCアパート用」として小ぶりの家具が増えてきています。

特にスタジオ(日本のワンルームの間取り)の場合はちょっとした工夫で広く見せて、スペースの有効活用ができます。実際にはどんなふうにしているのか、いろんな部屋を見てきて皆さんが実行している例をご紹介します。

ポイント①

鏡を利用。アメリカ人で多いのが、壁の一面を鏡張りにすることです。間取りによっては外の景色を取り入れることができ、部屋が広く見えます。

ポイント②

スタジオの場合、部屋が一つだけでベッドルームがありません。背の高い本棚で部屋を仕切ると、本棚としても壁としても使えて一石二鳥です。間仕切りすることによって、かえって部屋が広く感じられる場合も多いのです。

ポイント③

本棚間仕切りと同じ発想ですが、ソファで部屋を間仕切る方法。日本人は大きな家具は部屋の壁につけて置く傾向がありますが、アメリカ人は部屋の中央に置く場合が多いです。ソファも壁につけるのではなくあえて部屋の真ん中に置いて間仕切り代わりにすると、かえって部屋が広く使えることがあります。

ポイント④

背の低い家具を選ぶ。大きさはもちろん、背が低い家具は部屋を広く見せてくれます。

ポイント⑤

多目的家具の利用。たとえばベッドの下が収納になったタイプのものは、収納スペースが増えます。

ポイント⑥

これはちょっと難しいかもしれませんが、壁の色を2色使いにすると、目の錯覚で部屋が広く見えるケースがあります。でも、色選びとかどこで色を変えるかとか決めるのは難しいですね。

部屋が広くなるとそれだけ家賃も高くなります。部屋のサイズをセーブして、住み方を工夫するというのがニューヨーク流かもしれません。

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柏原知子 (Tomoko Kashihara)

柏原知子 (Tomoko Kashihara)

ライタープロフィール

大阪女子大学(現:大阪府立大学)卒業後、CBRE Japan(現)に入社。東京で外資系企業のオフィス移転担当ブローカーとして働いた後、ニューヨーク勤務に。1999年より住友不動産販売NYで住宅ブローカーとして活躍。趣味は旅行とトレッキング。

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