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【ニューヨーク不動産最前線】
コロナウィルスの影響
- 2020年3月17日
新型コロナウィルスがとうとう世界的大流行になってしまいました。ここニューヨークも例外ではなく、初めてニューヨークで感染者が確認されたというニュースが出てから(3月1日)あっという間にニューヨーク州知事が「非常事態宣言」を出すまでに至りました(3月7日)。
町に出ると一見普通に見えるのですが、やはり人も車も減っています。今のところまだまったく活気がなくなっているわけではないのですが、活動の規模が小さくなっているのは肌で感じます。以前のように人混みで歩けないということはなく、ランチを買いに行っても列に並ばなければならないということはもうありません。旅行者が減っただけでなく、ニューヨーカーも自宅勤務をしている人が増えています。毎日のように状況が変わるので、明日はどのようになっているのかもはや分かりません。
私のアパートがあるビルでは、州で一人目の感染者が出たというニュースとともにビルの公共の場所すべて(フロントデスク、ロビー各所、ランドリールーム、ジム等々)にハンドサニタイザーが置かれました。翌日にはビルディング・リンク(*)経由で、「お手製ハンドサニタイザーの作り方」のレシピが送られてきました(この時点ですでに一部のお店やネットサイトではトイレットペーパーや消毒ワイプ、ハンドサニタイザーが売り切れていたようです)。
これらはうちのスーパー(レジデント・マネージャー)の指示によるものだと思いますが、対応が迅速でわが住まいながら感心しました。実は普段は頼りないスーパーだと思っていたのですが、ちょっと見直しました。ビルのスタッフは常に毎日建物中のいたる所を消毒したり拭いたりしています。改めてビルのスタッフは日常業務以外にもいろんなことをやってくれているのだなと感謝です。
前にニューヨーク市が大停電になった時やハリケーン・サンディの時にも感じましたが、このような非常の時には集合住宅で良かったと思います。ビルのスタッフが助けてくれるし、行動の指南もしてくれます。住人同士でも助け合いや情報交換ができます。ドアマンやスタッフがいないビルでも、同じ建物にご近所さんがいると、直接話をしなくてもなんとなく安心するものですね。
*ビルディング・リンク:レジデントとビルのスタッフ、管理会社を繋ぐオンライン回覧板のようなもの
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