Vol.035:何はなくともブランディング

2021年、巷では地球が250年ぶりに迎えるパラダイムシフト「風の時代」の幕開けと言われています。今まで続いてきた「地の時代」からの大きな移り変わり。物質的な豊かさや生産性・安定などに象徴された時代から、知性や繋がり・自由や革新という流動的で捉えにくいものに価値が見出される時代へ変化するとのこと。

大量生産・大量消費こそが経済を回し安定させるために目指すものと信じられ、生産性を最も重要視した産業革命以降から現代までが、「地の時代」だったんですね。

そう言われてみれば、奇しくも2020年のコロナ禍によってその変化が浮き彫りになった気もします。リモートワークの普及により、固定されていた働く場所や働く時間はより自由になり、副業も含め働き方も多様化しました。

そして、テクノロジーの発達により時代の変化スピードも年々加速していると考えると、固定されたものから流動的になっていく「地」から「風」というイメージもなるほどなぁと思ったりもします。

日々大量の情報が飛び交う世界で、追いつけないほどの時代の変化に伴って企業側も提供する商品やサービスを変化させていく必要がありますよね。このコロナ禍においても、いかに早くデジタルシフト等に対応し変化できたかが業績に大きく影響したと言えます。今後もさらに予測しづらい未来が続きそう。そこで大切なのが「ブランド」。

やっと本題、「何はなくともブランディング」というお話。

まずブランドとは?
私なりに一言で言うならば、「他と区別されたそのブランドが持つ独特の概念・本質」となります。短略的に言えば、ビジネス上の事業コンセプトと言ってもよいかと思いますが、それよりももう少しお客さんとの対話や関わり方、共感や長期的な関係構築なども含まれる感じ。その「独特の概念」は、お客さんと一緒に作り上げていくことで完成形に近づくようなイメージでしょうか。そう考えると、そのブランドを理想に近づけ完成形に導く行動をブランディングと呼べますよね。

「ブランド」こそが、どんな時代の変化や多様化においてもブレない軸となってくれる大切なもの。それはマーケティング上のことだけでなく、商品設計、営業、人事、経営戦略などありとあらゆるビジネス活動の中で頼れる存在となります。なので、何はなくともブランディングが大切。

商品やサービスそのものの変更や、販売方法の変更、取引先や顧客ターゲットの変更など。未来を想像し何が正解なのかを考える時も、しっかりとした「ブランド」があればそれを拠り所にした形でピボットさせることが容易になります。

そして、ブランディングを行うメリットは?と言えば、こんなものがあります。

●価格競争をしなくてもよくなる
●顧客ロイヤリティが強い価値となる
●高単価な商品も売りやすくなる
●取引先との交渉が楽になる
●顧客のファン化により新規事業がしやすくなる
●優秀な人材を確保しやすくなる
●働くスタッフのモチベーションも上がる

「ブランド」は一朝一夕で創られるものではありませんが、しっかりしたものを創ることができた場合は、今回のコロナ禍の様な大きな変化にも対応できる強さに繋がると言えますよね。

では、どうやってブランドを創ればいいの?
そのヒントとしていくつかの質問を投げかけてこのコラムを終わりにしたいと思います。

あなたのビジネス(そのブランド)が一人の人間だとしたら、と仮定して答えてみてください。

1. どんな外見ですか?
2. どんな性格ですか?
3. どんな話し方をしますか?
4. 何に幸せを感じますか?
5. 絶対にしたくないことはなんですか?
6. 実現したい夢はなんですか?

ブランドイメージが固まったあとは、業界内でのポジショニングやベンチマーク、ターゲット消費者の定義やペルソナの設定などを行い、ブランディングを進めます。

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板倉光孝 (Mitsu Itakura ゼロハチロック:CEO)

板倉光孝 (Mitsu Itakura ゼロハチロック:CEO)

ライタープロフィール

カリフォルニア州レドンドビーチ在住。愛知県豊田市生まれ。21歳で渡米後、レストランでアルバイトをしながら、バンド活動とサーフィンに没頭。メディア運営に興味を持ち始め、ビジネスの世界へ。
全米最大級の日系オンラインメディア運営会社にて、広告販売を中心とした営業部の立ち上げ、新規エリア開拓、マーケティング戦略・イベント企画の立案、遂行など、営業/販売サイドの統括責任者として実績を残す。11年連続売上増に貢献した後退社。2016年1月、米国法人 Zero-Hachi Rock, Inc.を設立。ロサンゼルスを中心に、起業支援、日系企業のセールス/マーケティング支援、日本企業のアメリカ進出支援を主な事業として活躍中!

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