eスポーツ in アメリカ

TEXT by Saori Yoshida

皆さんはゲームはしますか?昔は「ビデオゲームばかりしていないで将来のために勉強をしなさい!」と言われることが多かったかと思います。しかし現代はビデオゲームはプロ競技の一つもみなされ、プレーヤーは億を稼ぐ業界へと成長しています。

eスポーツとは?

eSportsは、競技として行うビデオゲームのこと。 さまざまなリーグやチームが存在しており、在宅ゲーマーに人気のある同じゲームで対決します。

人気のゲーム

  • Fortnite
  • League of Legends
  • Counter-Strike
  • Call of Duty
  • Overwatch
  • MaddenNFL など

こうしたゲームは世界中の何百万人ものファンを巻き込むながら行われ、ライブイベントに参加したり、テレビやオンラインで視聴したりしています。 Twitchのようなストリーミングサービスを使用すると、視聴者はお気に入りのゲーマーがリアルタイムでプレイしている様子を見ることができます。

統計

Newzooが発表しているGlobal Esports Market Report 2020では、世界のeスポーツ収益は2020年に11億ドルに成長し、前年比で15.7%、2019年の9億5,060万ドルから増加。2020年には、8億​​2,240万ドル、つまり市場全体の4分の3の収益が見込まれるとのことです。

Global esports revenues will grow to $1.1 billion in 2020, a year-on-year growth of +15.7%, up from $950.6 million in 2019.

出展:Newzoo Global Esports Market Report 2020

収益予測

2020年の eスポーツの総収益は2020年に11億ドルに達し、2019年と比較して約1億5,000万ドル増加しました。
世界で最も収益の高いeスポーツ収益ストリームはスポンサーシップで、2020年には2019年の5億4,350万ドルから、6億3,690万ドルにアップ。また、eスポーツストリームは+ 72.4%。
また、2020年には、商品とチケットからの収益はゲームパブリッシャーの料金からの収益を上回りました。

出展:Newzoo Global Esports Market Report 2020

視聴者予測

eスポーツオーディエンスは2020年に世界で4億9,500万人に増加します。

中国は最もeスポーツの愛好者が多い国。また、ラテンアメリカ、中東、アフリカ、東南アジアの新興市場では、視聴者と認知度が高まっています。これは主に、都市化とITインフラストラクチャの進歩、およびPUBGMobileやGarenaFreeFireなどの爆発的なモバイルゲームの影響によるものです。。さらに、ゲームやビデオゲームのコンテンツを視聴することで成長した若い世代は、市場に参入し続けており、視聴者の成長をさらに促進しています。

出展:Newzoo Global Esports Market Report 2020

どのくらい稼げるの?

mediumのこちらの記事によると、一般的なプロゲーマーの稼ぎは下記程度。

  • チームの給与:月平均4,000ドル(年間48,000ドル)
  • トーナメントの賞金:年間8,300ドル(プレーヤー1人あたりの収益の中央値)
  • ストリーミング:月額$ 1,500

平均的なプレーヤーは約$74,300/年間なので、米国両沿岸の一般的な給与平均とあまり変わらない数字でね。

しかし、夢があるのがトッププレーヤー。

デンマークの26歳のJohanSundstein(別名N0tail)は、2019年に300万ドルを稼ぎました。トップの君臨すると稼ぎが桁違いです。

アメリカではどうなの?

esportsの世界は、世界の国ではどの国がより人気が有るのでしょうか?

The esports commercial market in the US is the second largest in the world, behind China, however the country leads when it comes to industry investment.

https://esportsinsider.com/2022/03/esports-around-the-world-usa/
  1. 中国は売上高で最大の市場であり、2020年の総売上高は3億8,510万ドル
  2. 北米、総収入は2億5280万ドル
  3. 西ヨーロッパは総収入が2億120万ドル

アメリカのesports市場は中国に続いて世界第2位となっています。

eスポーツでビザも降りる

米国は2013年にeスポーツをスポーツとして公式に認め、現在はプロのeスポーツ競技者にP1Aビザを支給しています。 ビザは、特定の運動競技会を目的として米国に来る人々のために作られたものです。

トーナメント

多くの注目すべきトーナメントやリーグが米国を本拠地としており、北米や米国内向けのドメスティックなものや国際的な大会など、様々なものが開催されています。

スカラーシップ

各大学もeスポーツ向けの奨学金を提供しています。例えばあのUSC(University of Southern California)などでも熱心に支援。

SC Esportsは、南カリフォルニア大学で設立された成長中のゲームコミュニティです。 私たちは、カジュアルなレベルと競争力のあるレベルの両方でゲームを奨励および促進し、あらゆるレベルの学生に開放されています。 LANパーティー、トーナメント、ビューイングパーティー、競争力のあるチームを主催しています。

https://uscesports.weebly.com/about-us.html

まとめ

eスポーツもスポーツの一種とみなされる現代。事実、他のプロスポーツ同様に表層率は激しく上に行けるのは一握りだが、トップ選手になればあっという間に億万長座になれるという夢の競技。また、今後の市場予測を見ても規模の拡大は間違いがないことを考えるとますますeスポーツかから目が離せなくなります。

参考文献

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吉田沙織 (Saori Yoshida)

吉田沙織 (Saori Yoshida)

ライタープロフィール

KBC九州朝日放送を経て渡米し、現在はロサンゼルスを拠点にジャーナリスト・ライターとして活動中。ビジネスとテクノロジーを専門としている。

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