Happy Employees, Happy Company 従業員エンゲージメント お勧めツール
- 2023年6月29日
従業員の離職において企業が受ける財務的損失は、その従業員の年収の1.5~2倍だと言われています。
決して小さな額ではないですね・・・
また、目に見える金銭的なコストのみならず、残された従業員への心理的負担や、企業イメージへの影響などももちろん存在するでしょう。
流動性が一層増している昨今のジョブマーケットでは、人材定着の意識が非常に重要であること。
そして、その為にできる企業努力として「従業員エンゲージメントの向上」があること。
これらは、「2023年 攻めから守りの人事へ 」の記事でもご紹介した通りですね。
会社への帰属意識を高め、幸せな職場づくりをし、人材流出を防ぐ為には?
Employee Engagementに活用できるおすすめHRソフトウェアを一挙ご紹介いたします。
1. HR業界のトレンド
前置きとして、昨今の人事業界の兆候について少しふれたいと思います。
成長著しいHRテック
「Human Resources」と「Technology」をかけ合わせた造語、「HRテック」が近年注目を浴びています。人事領域が抱える課題を、クラウドやAI(人工知能)、ビッグデータなどのITの力を使って解決することを目的とした取り組みです。
デロイト トーマツ ミック経済研究所の調査によると、HRTechクラウド市場は2022~2027年度まで年平均29.3%増で成長を続け、2027年度には2880億円に拡大すると予想されています。
豊富な選択肢のあるSaaS
成長の著しさ故、そのサービスの数も五万と存在します。
左は、日本国内に存在する約1000のサービス一覧「HRテック カオスマップ」
右は、アメリカ国内に存在する約130の人気サービス一覧「HRテック マーケットアップ」です。
ものすごい数ですね・・・!!
提供:HR Techガイド | RFP360
オプションがあまりにも多く、選択するのが難しいと感じる人事担当者様もおいでかもしれませんね。
以下を明確にした上で、最適なツールを選ぶことをお勧めしたいです。
- 導入目的
- 料金
- 操作性・機能
- カスタマーサポート体制
2. お勧めツール紹介
業界のトレンドを知ったところで、実際にどんなツールがあるか見ていきましょう。
従業員エンゲージメント系のソフトウェアには、大きく分けて2つ「スコアリング型 」と「モチベーション型」が存在します。
スコアリング型 | Employee Survey
従業員間の意見やニーズを可視化・定量化することに特化した従業員サーベイ型のプラットフォーム。
チームの関係性や、企業バリューの浸透度などを測り、生産性や組織文化の改善を図ることを目的としています。
モチベーション型 | Employee Recognition
従業員間で成果を称賛したり、感謝を送り合ったりすることに特化した従業員レコグニション型のプラットフォーム。
チームの目標達成や功績、活躍を認め、モチベーション向上を図ることを目的としています。
※「Recognize | レコグナイズ」は「認識」「承認」を意味する英単語。
またツールによっては、称賛の手段として、ギフトやポイントなどのインセンティブや報酬を贈り合える「Employee Reward」の機能も備えています。
会社の成長を支える「人財」。社員幸福度(ウェルビーング)と、企業経営は、密にリンクしているはずです。様々なツールを活用し、働きやすい職場づくりができたら嬉しいですね。
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