大都市の生活には狭い家や大気汚染、交通渋滞などが付き物だが、住民にはジョガー、サイクリスト、そのための公園なども多く、小さな都市に比べて健康的と結論づける調査結果が発表された。
クリスチャン・サイエンス・モニターによると、調査はギャロップとヘルシーウェイズが「State of American Well-Being(米国の健全性教書)」シリーズの一部として行った。国内48都市に住む人々の身体の健全性を分析した結果、大都市のインフラが住民の活動的な生活を促進し、全般的に健全性や幸福度を向上させていることが分かった。
身体的な運動を促進するには、車に乗らず外出しやすい環境が必要で、徒歩や自転車で移動できるか、交通網や公園などのインフラが整備されているか…といった要素が関わってくる。ヘルスウェイズのダン・ビュートナー氏は「歩いて買い物に行く、自転車で友人の家にいく、新鮮な野菜・果物を買うといったことが簡単にでき、周囲の健康志向も強いところで、人々を健康的な活動に促す政策があれば、楽に健康的な生活を選択できることが多い」と話す。
48都市のうち活動的な生活を促すインフラが最も整った5都市は健康度や幸福度も高く、トップ5はボストン、サンフランシスコ、シカゴ、ニューヨーク、ワシントンDCだった。整備の水準が低かったのはオクラホマ州タルサ、ノースカロライナ州ダラム、インディアナ州インディアナポリス。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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