富士通、「ITマース」を世界展開 〜グローバル・クラウド製品の一環
- 2013年7月22日
- ハイテク情報
富士通はクラウド製品の一つとして、サービスとしてのIT管理(ITMaaS=IT Management as a Service)の世界市場での提供を開始した。
富士通の発表によると、同社のITマース(ITMaaS)は、CAテクノロジーズ(CA Technologies)のモニタリングおよびサービス・デスク・ソリューションを富士通の包括的クラウド・ポートフォリオに追加したもの。
世界に分散するデータ・センター網を使うことにより、サーバーやストレージの仮想ICT(information and communications technology)基幹網を含むアイアース(IaaS=Infrastructure as a Service)を実現し、顧客企業と独立系ソフトウェア開発業者(ISV)に対し、設定可能なICT資源への高信頼かつ費用効率の高いオンデマンド・アクセスを提供する。
具体的には、CAニムソフト・モニター(CA Nimsoft Monitor)とCAニムソフト・サービス・デスク(CA Nimsoft Service Desk)ソリューションを富士通のポートフォリオに統合し、パブリック型クラウド・サービス「富士通クラウドアイアース・トラステッド・パブリックS5(Fujitsu Cloud IaaS Trusted Public S5)」(旧富士通グローバル・クラウド・プラットフォーム)として提供する。
利用企業は導入が簡単かつ標準化された事前設定済みITマース機能を、プライベート型、パブリック型、またはハイブリッド型クラウド環境および社内のIT基幹網に適用できる。
その結果、企業やISVは規模に関係なく、経営に必要な各種の洞察を得て、顧客や末端利用者に、より効率的かつ迅速で確実なサービスを提供することが可能になる。
また、社内実装型ソリューションを利用する場合に比べ、システムおよび管理費用の大幅削減を期待できる。
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