南極海捕鯨、3分の1に 政府新計画、15年度実施へ

 【共同】政府は18日、南極海で調査捕獲するミンククジラを年間333頭とする新計画をまとめたと発表した。従来計画の最大935頭から3分の1の規模に縮小する。国際捕鯨委員会(IWC)科学委員会に提出した。南極海での調査捕鯨の停止を命じた3月の国際司法裁判所(ICJ)判決の指摘を踏まえた対応だとしている。

 政府は判決を受けて、2014年度には調査捕鯨の実施を断念したが、来年秋ごろに農相が特別許可を出し、15年度内に再開する方針だ。ただオーストラリアなどの反捕鯨国は反発しそうだ。

 西川公也農相は18日の閣議後記者会見で「各国の理解が得られるよう、新計画の内容を丁寧に説明していく」と述べた。

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